こんにちは。
韓国・ソウルにあるソウルマスター歯科の院長です。

 

今回は、歯の強い揺れによって食事が難しくなり、ご来院された56歳男性の全顎インプラント症例をご紹介します。

 

診察の結果、残っている歯を維持することが難しい状態であったため、残存歯を抜歯し、上下顎のインプラント治療を行う計画を立てました。

患者様の口腔状態や骨の状態を詳しく確認し、上顎と下顎で異なる治療方法を適用しながら、段階的に治療を進めました。

 

 

 

初診時の状態

患者様は歯の揺れが強く、食べ物をしっかり噛むことが難しい状態でした。

歯が揺れる原因は、重度の歯周病や歯を支える骨の減少などさまざまです。状態が進行すると、単に揺れている歯だけでなく、周囲の歯や顎の骨にも影響が及ぶ可能性があります。

そのため、現在残っている歯を保存できるか、抜歯が必要かを慎重に判断し、患者様の状態に合わせた全体的な治療計画を立てることが大切です。

 

 

治療の流れ

1.初診・精密検査


2022年12月16日

口腔内の状態や歯の揺れ、顎の骨の状態などを詳しく確認しました。

検査結果をもとに、残存歯を抜歯した後、上下顎にインプラントを埋入する治療計画を立てました。

 

 

 

 

2.上顎インプラント埋入


2022年12月30日

上顎の抜歯が必要な歯を抜いた後、インプラントを埋入しました。

上顎には通常のインプラント治療を行い、骨との結合状態を確認しながら次の治療段階へ進みました。

 

 

 

 

3.下顎インプラント埋入


2023年4月13日

下顎にもインプラントを埋入しました。

下顎には即時荷重インプラントを適用し、手術後に仮歯を装着しました。即時荷重とは、インプラントの固定状態などの条件を確認したうえで、埋入後の早い段階に仮歯を装着する方法です。

上顎には通常のインプラント、下顎には即時荷重インプラントを適用することで、それぞれの骨や口腔内の状態に合わせて治療を進めました。

 

 

 

 

4.上下顎の仮歯完成
2023年11月15日

上下顎の仮歯を完成させ、噛み合わせや使用感、発音、見た目などを確認しました。

最終補綴物を装着する前に仮歯を使用することで、患者様が新しい噛み合わせに適応できるよう、一定期間経過を観察しました。

 

 

 

 

5.最終補綴物の完成


2024年3月12日

仮歯の使用期間を通じて噛み合わせや適応状態を確認した後、最終補綴物を装着して治療を完了しました。

 

 

全顎インプラントで大切なこと

全顎インプラントは、単に多くのインプラントを埋入するだけの治療ではありません。

患者様の顎の骨、歯肉、噛み合わせ、顔貌、発音などを総合的に確認し、インプラントの位置や本数、埋入時期、仮歯の使用期間まで細かく計画する必要があります。

特に長期間にわたる治療では、仮歯を使用しながら噛み合わせへの適応状態を確認し、最終補綴物に反映することが重要です。

また、インプラントを長く維持するためには、治療後の定期検診や日頃の口腔ケアも欠かせません。

 

歯の揺れや欠損が多い場合でも、すべての患者様に同じ治療方法が適しているわけではありません。

残っている歯の状態や顎の骨、必要なインプラント本数などによって、適切な治療方法や治療期間は異なります。

ソウルマスター歯科では、精密検査をもとに口腔内の状態を詳しく確認し、患者様一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。

歯の揺れによって食事が難しい方や、複数の歯を失ってお悩みの方は、まずは現在の状態を正確に確認することから始めてみてください。

※治療結果や治療期間には個人差があります。
※インプラント手術後は、痛み・腫れ・出血・炎症などが生じる場合があります。
※即時荷重インプラントは、顎の骨やインプラントの固定状態によっては適用できない場合があります。

 

 

 

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