こんにちは。
韓国・ソウルのソウルマスター歯科です。
今回は、噛み合わせが大きく崩れた状態で来院された65歳男性の治療症例をご紹介します。
患者様は普段から噛む力が強く、残っている歯にも著しいすり減りが見られました。
精密検査の結果、インプラントを併用して噛み合わせを再構築し、最終的に全体の歯をクラウンで修復する治療計画を立てました。
噛み合わせが崩れてしまった口腔内
初診時には、複数の歯が失われているだけでなく、残っている歯も強い咬合力によって大きくすり減っていました。
このような状態では、失った歯だけを補う治療では十分ではありません。
上下の歯がどの位置で噛み合うのか、残っている歯や顎関節にどの程度の負担がかかっているのかを確認し、お口全体を一つの単位として治療計画を立てる必要があります。
2021年9月14日 初診時の口腔内
上顎へのインプラント埋入
2021年9月16日、上顎右側の第二大臼歯、第一大臼歯、上顎左側の第二小臼歯にインプラントを埋入しました。
奥歯は食べ物を噛み砕き、噛む力を支える重要な部分です。
欠損したままにしていると、残っている歯へ負担が集中し、噛み合わせがさらに崩れる可能性があります。そのため、骨や歯ぐきの状態を確認しながら適切な位置へインプラントを埋入しました。
2021年9月16日 上顎インプラント埋入後
下顎へのインプラント埋入
2021年11月26日、下顎右側の第一小臼歯、第二小臼歯、第二大臼歯にインプラントを埋入しました。
上下の奥歯を安定させることで、噛む力を一部の歯だけに集中させず、口腔内全体へ分散させることを目指します。
インプラントは単に失った歯を補うだけではなく、全体の噛み合わせを再構築するうえでも重要な役割を果たします。
2021年11月26日 下顎インプラント埋入後
仮歯で噛み合わせを確認
2022年3月18日、インプラントを含む全体に仮歯を装着しました。
強いすり減りによって失われた歯の高さを回復させる場合、最初から最終補綴物を装着するのではなく、仮歯を使って一定期間確認することが大切です。
仮歯で実際に生活していただきながら、噛み合わせの高さや顎の動き、発音、咀嚼のしやすさなどを確認します。
違和感や噛みにくい部分がある場合には細かく調整し、患者様が新しい噛み合わせに慣れるための期間を設けました。
全顎クラウン治療の完成
2022年6月28日、仮歯で確認した噛み合わせをもとに最終補綴物を装着し、治療を完了しました。
インプラント部分だけでなく、すり減っていた残存歯もクラウンで修復し、上下全体の噛み合わせを整えました。
全顎補綴治療では、歯の形や色といった見た目だけでなく、噛む力の分散や顎の動き、清掃のしやすさまで考慮する必要があります。
2022年6月28日 最終補綴物装着後
強い噛み癖がある方は治療後の管理も重要です
噛む力が強い方や歯ぎしり、食いしばりのある方は、天然歯だけでなく、インプラントや補綴物にも大きな負担がかかります。
治療後の状態を長く維持するためには、定期検診で噛み合わせやインプラント周囲の状態を確認し、必要に応じて調整を行うことが大切です。
患者様の状態によっては、就寝時に装着するマウスピースをご案内する場合もあります。
お口全体を考えた治療計画
噛み合わせが大きく崩れている場合、問題のある歯だけを個別に治療しても、長期的な安定につながらないことがあります。
ソウルマスター歯科では、歯や歯ぐき、顎の骨、噛み合わせ、残存歯の状態を総合的に確認し、患者様に合った治療計画をご提案しています。
歯のすり減りや噛みにくさ、複数の欠損歯でお悩みの方は、まずは現在のお口の状態を詳しく確認することから始めましょう。
※治療方法や治療期間、必要なインプラント本数、治療後の経過には個人差があります。
※インプラント治療には、腫れ、痛み、出血、感染、神経損傷、インプラント周囲炎などのリスクがあります。
※症例写真を掲載する際は、治療期間、治療内容、費用、主なリスクや副作用を併記してください。
ソウルマスター歯科の治療内容や症例については、公式サイトをご覧ください。
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