妄想族 | 瀬尾“まーちゃん”雅也 オレの『ボヤきBLOG』

瀬尾“まーちゃん”雅也 オレの『ボヤきBLOG』

ベーシストなのに説教ばかり。
偉そうに日常をバサッとぶった切る!

『俊太岩・ザ☆グラマラス』の、リハーサル終了後、帰宅途中の電車内での事。


オレの真向かいに、『赤ちゃんを抱っこしたお母さん』が座った。

その隣に、『強面のおじさん』が座った。

おじさんは、常に、眉間にシワをよせている…。


お母さんは、赤ちゃんをあやす為に、いろんな小物を使う。

「あんまり振り回したら、隣のおじさんに当たっちゃうぞ…。」というオレの心配をよそに、赤ちゃんは『小物で遊んでいる』

おじさんは、敢えて、『見て見ぬ振り』をしている様に見えた。


赤ちゃんが遊んでいた小物が、おじさんに当たった訳ではない。

こちらから見る限り、きっかけは無かった。

やはり。おじさんは、『気になっていた』んだろう。

自ら、赤ちゃんをチラ見した。


『次の瞬間!!』


「えぇ~っ!この人、こんな顔するんだ!?」とビックリさせられるぐらい、おじさんは『満面の笑み』を赤ちゃんに見せていた。

しかも。単に見ただけではなく、赤ちゃんと目が合ったのだ。

その証拠に、赤ちゃんの顔はおじさんの方を向くと同時に、動きが止まっていた。

気になっているのに、しばらく見て見ぬ振りをしていたのは、“チョロチョロ動いている事”に対してではなく、単に『赤ちゃん』だったのだ。


おじさんは、もしかすると、最近、孫が出来たのかもしれない。

最初は、「ウチの息子(娘)夫婦の子供の方が、カワイイわい!」と、意地を張っていた。

でも。我慢出来ずにチラ見した時、たまたま、赤ちゃんと目が合った。

「くぅ~。やっぱり、子供はカワイイわい!」と、自らの感情を抑える事が出来なくなった。

赤ちゃんを見つめながら、「ワシの孫は、今頃、何をしとるのか?」「もしかしたら。何か言葉を喋ってるかもしれんわい!」などと、いろいろ想像した。

そんな、『満面の笑み』だったのかもしれない。


ここから話を『明後日の方向』に持って行くと、“冷やし中華はじめました”みたいな曲が出来るのかもしれないな…。