通っているバッティングセンターで
久しぶりに右打席130キロマシンから
打球がホームランボードの、ど真ん中に命中!
自分の中の至高であるセンター返しで
130キロは嫌いじゃない。
でも、この冬の間は
バッティンググローブをしていても
衝撃で手が痛くなるから避けていた。
それだけに嬉しさもひとしお。
…
この日やってきた
年の差カップル客(推定アラフォー男性×20代女性)
うしろから彼氏が
打席に立つ彼女に何度もこう言った。
「下半身が使えてない。それじゃ手打ちになってるよ!
打つんじゃなくて当てるだけになってる」
わたしが今までバッティングセンターの
見知らぬ “コーチたち”(=一方的に指導してくる客ら)から
散々言われてきたことと同じで、ため息が出そうになる。
っつーか、初心者の愛する恋人に対する
その言いかたよ
しかし、彼女は初めてと思えないほど
バッティングセンスに長けており
100キロ弱の球を
ばしばし前に打ち返してるように見えるけど?
下半身を使うっていう理想はわかるが
こんだけ打ててるんだから、別に手打ちでもよくね?
って横目でちらっと見ながら
いわゆるその、手打ちと言われるフォームで
わたしが出したホームランが
冒頭の130キロマシンからのやつ。
高速球の反発力を最大限利用し
バットを出すタイミングを合わせただけ、と人は言うだろう。
そのとおりだから別にいい。
ただし本音を言えば
腰の回転を、下半身の力を正しく利用した
綺麗な打ちかたをしたいとは思ってる。
自分なりに工夫を重ねてはいるものの
特に右打席がずっと思うようにいかなくて
きっと永遠の課題
この時期にバッテ焼けした
ちなみに、彼女に指導ばかりしていた年上彼氏は
いよいよ打席(アーム式マシン)に入ったと思ったら
「ピッチャーの映像ないと、いつ球来んのかわかんねー!」
「まぶしくて見えねー!」
「◯◯ちゃん(彼女)がさっき打ったとこは映像あったよね?」
喋ってばかりいるうちに自打球が顔に当たったらしく
彼はその場にうずくまって、その後の球を放棄。
そして併設のゲーセンの椅子に退避し
おしぼりを顔に当てて
彼女の胸でしくしく泣いているところを
打席を移動する際に見てしまった。
…
毎度、さまざまな人間模様が繰り広げられている
バッティングセンター。
愛してる!!!
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