鎌倉殿の13人第15話「足固めの儀式」&【サイト自動読み上げの方法】
平家の都落ちと皇位継承問題&サイト自動読み上げの方法
寿永2年(1183)7月、木曽義仲に攻め込まれた平宗盛は、安徳天皇とともに都落ちし、天皇の正統性を示す三種の神器<神鏡「八咫鏡」、神璽「八尺瓊勾玉」、宝剣「天叢雲剣」(草薙剣)>を持ち去りました。
この未曽有の事態に、後白河法皇は治天の君として新たな天皇を選定します。候補となったのは、治承5年(1181)に亡くなった高倉上皇の第3皇子・惟明親王と第4皇子・尊成親王、そして、木曽義仲が奉じる以仁王の遺児・北陸宮でした。卜占(占い)の結果、惟明親王に決まりかけますが、後白河法皇は尊成親王を践祚させます。後鳥羽天皇、この時、わずか4歳。神器なき異例の践祚でした。
放送日は4月17日20:00から
鎌倉殿の13人の第15話のあらすじは、出陣した義経(菅田将暉)の兵たちが進軍しているところからはじまります。
1183年(寿永二)11月、鎌倉を出陣した義経の軍は、近江まで進軍して京を射程にとらえようとしていました。
義経の進軍に、源義仲(青木崇高)は、源氏同士で戦いたくないと思っていました。
義仲は、後白河法皇(西田敏行)を拘束し京に籠る作戦をとった。
源頼朝(大泉洋)がいる鎌倉では、坂東武者との関係がぐらついていました。三浦館には、反頼朝の武家人が集まっていました。
坂東武者たちは、源氏から坂東の地を取り戻そうと話し合われていました。そこには、上総広常(佐藤浩市)も加わっていました。
鍵を握っているのは、頼朝の嫡男・万寿です。
文覚(市川猿之助)は、偽の行事を思いつき、そこで万寿の身柄をを拘束しようとします。そして、御所で頼朝に引導を渡そうと考えました。
梶原景時(中村獅童)は、万寿を拘束しようとしていることを頼朝に知らせようと考えます。しかし、梶原景時を頼朝の手先だと感じた和田義盛(横田栄司)らに捕らえられます。
万寿の儀式は、鶴岡八幡宮で行われます。当日、三浦館に反頼朝のメンバーが集まっていました。
三浦義澄(佐藤B作)や義村(山本耕史)は、平家を坂東から追い出してくれたことで、源氏に恩義を感じていましたが、引くに引けなくなっていました。
義時(小栗旬)は、鶴岡八幡宮の儀式と同じ日に三浦館で大掛かりな鹿狩りが行われることに、ひっかかりました。
そのため、源範頼(迫田孝也)、大江広元(栗原英雄)、比企能員(佐藤二朗)、安達盛長(野添義弘)らに意見を求めました。
義時は、念のため鶴岡八幡宮に向かい、比企能員を三浦館に向かわせ動きを探ることにしました。
三浦館では、武装している武家が集まっていました。事態を把握して、比企能員が引き返そうとしたところ引き止められます。
その言葉で、比企能員は寝返りました。
御所に戻って、三浦館に離反はなかったと伝えるつもりです。
一方、八幡宮に行った義時は、文覚の発言を怪しいと感じます。しかも、土肥実平(阿南健治)から聞きます。
そして、大江広元は三浦勢の動きを的確に予測します。
頼朝は、憤ります。安達盛長を八幡宮の加勢に向かわせ、他のものたちにに御所に警護をさせます。
義時は、広元と目で合図しました。
三浦勢を説得し、戦を回避するために広常に頼んで、あえて敵方についてもらっていたのです。
万寿の5日目の儀式が八幡宮で行われようとしていました。そこに、和田義盛(横田栄司)や畠山重忠(中川大志)らが武装して、万寿や政子(小池栄子)らを取り囲みます。
一触即発の状況に、義時や安達盛長がかけつけます。
義時の説得に、義盛と重忠は刀をおさめました。それを見て、義時は三浦館に向かいました。企てが失敗したことで、千葉常胤は自害しようとしていました。
広常が笑い、その場は丸く収まりました。
この夜、源頼朝は広常を慰労するため酒の席に招きました。大江広元が描いた筋書き通りに動き、広常は重要な役割を果たしました。
頼朝は、その言葉を嬉しそうに聴いていました。
翌朝、義時は頼朝に今回の件について寛大な裁きをお願いしました。しかし、それに広元が反論します。
義時は、上総広常の名前があがったことに驚きます。頼朝も了承して次々と話がきまっていきます。
死にかけている広常を頼朝は、冷たい目で見ていました。義時は、泣きながら駆け寄ろうとしたときに・・・