今回も面白くない個人的な仕事の愚痴ですみません
今働いている病院の産婦人科では普段毎月3人のインターン(初期研修医)が配置されます。
なのに今月は1人しか配置されませんでした。
なぜなら元々配置されていた残りの2人がすでにインターンを途中で放棄してしまったからです。
3人分の仕事を1人に押し付けるのは流石に残酷なので
レジダント達が少しずつ仕事を負担しています。
後、1人のインターンに1ヶ月丸々当直させる事も不可能なので
今月の当直はほぼインターンなしです。
これの何が辛いかと言うと
その日の産婦人科に関する仕事は全部1人でこなさなければいけないという事です。
例えば自分が分娩などで他の事に手が回らない時には「簡単な事はインターンに頼んで」とお願いする事が出来ます。
インターンなしではキツイのが特に手術と同意書です。
産婦人科の手術は基本オペレーター(教授)を含めて最低3人(教授+レジダント+インターン)の人員が必要です。
本当にどうしようもなければ2人でも出来なくはありませんが、患者さんにとってイイ事ではありません。
同意書は... 例えば、MRIを撮る患者さんにレジダントがパソコンでMRIの処方を入れると、
基本インターンが患者さんのもとに行き説明をし、同意書にサインをもらいます。
この方針、チョット間違ってますよね。
どんな理由でMRIを撮るかよく知らないお子ちゃまインターンが患者さんになぜMRIを撮るべきなのかを説明をし、サインをもらわなければいけないんです。
でも韓国の病院のシステムってこうなっているんです。
90%の同意書をインターンが説明しサインをもらっています。
レジダントが説明する同意書は手術内容と抗がん剤の説明について位です。
こんな生活になれてしまい、自分で処方した後、自分で同意書の説明をし、サインを貰うこの一環の仕事が苦痛でたまりません。
最近は何をしても全部患者さんの同意が必要なので仕事が全然前に進みません。
CTを処方→CTの同意書
輸血の処方→輸血の同意書
アルブミンを処方→保険適用外項目についての同意書
手術→全部で10個位の同意書の説明
こんなんじゃ仕事やってられんわとパソコンを壊したくなります。
そして今日は救急センターに患者さんが沢山来られたんですが、
救急にもインターンが居るので、救急センターでの同意書は安心していたんですが、
今日に限って 「先生~今日インターン居ないんで先生が直接同意書にサイン貰って来て下さ~い。後入院するならコロナ検査も先生がして下さ~い。」
と看護婦さんに言われ チーーーーン
明日は全国のインターン達がレジダントになる為の試験を受ける日で、病院の全ての科のインターンがいないそうです
今でもインターンに気を配っていますが
こんな面倒くさい仕事を引き受けて頑張ってくれてるインターン達に
もっともっとご飯もコーヒーも沢山奢って
大事にしてあげなきゃと思いました
まだ1ヶ月も経ってないのにインターン抜きではこんなに病院生活が大変なのに
来年インターンが輩出されず、一年中インターン抜きになってしまったらどうなるんでしょう
いまだに医学生達に医師国家試験を受けさてあげる対策を考えてないようですが
国のお偉いさん達は全国の病院がマヒ状態にならなければ対策を立てないんでしょうか・・・
考えると憂鬱になるのでここまでにします。
(この事については面白くない内容ですがストライキの記事を参考にしてください↓)
コロナ感染者が続出する中、一番感染しやすい職場で働いているので
外出を控える意味を見出せません。
救急センターに熱が出ている患者が来ると必ず隔離病室に入る事になるので、その度に正直気が進みません。
一応二児の母なので・・・
私はそれでも熱が出ている‟産婦人科”の患者さんと接する時にしか出入りしませんが
そこで一日中働いている看護婦さんと救急のお医者さん達は本当に身を張って仕事をなさっているので
是非沢山の人達にその苦労と犠牲を理解してほしいと思います。
あの宇宙服見たいな防具服とマスク、ものすごく不便なんです