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滋賀解放同盟お弁当の猫きのこkairuです🐾

 

皆さま、好きなミュージシャンがいらっしゃると思います。

 

プリンスが本当に私は好きでした。

 

色んな逸話が耳に入って来るけど、幻滅する要素は欠片もなくプリンス神話は別格でした。

 

ところで、この歌を聞くと誰もが懐かしさを感じると思います。

 

 

飢饉に苦しむアフリカの人々を救おうと立ち上がったスーパースター達で構成されたwe are the world。

 

 

改めてPVを見ると、大物達の貫禄、実力、特に私はティナ・ターナーシンディ・ローパーなどここに選ばれた女性シンガーに圧倒されます。

 

居並ぶ最高峰でもソロを与えられる人は極少数だったのですが、彼女たちの歌声を聞いていると本当にこの栄誉に相応しいと思いました。

 

全員のスケジュールの調整は大変で、このたった1日たった10時間でほぼリハーサルなしで収録に挑んだそうです。

 

関連する画像の詳細をご覧ください。『ウィ・アー・ザ・ワールド』 We Are The World !出演者の名前入り! - 厳選!洋楽POP’s70’80’90’&アメリカン ...

 

ライオネル・リッチー → スティーヴィー・ワンダー → ポール・サイモン → ケニー・ロジャース → ジェームス・イングラム → ティナ・ターナー → ビリー・ジョエル → マイケル・ジャクソン → ダイアナ・ロス → ディオンヌ・ワーウィック → ウィリー・ネルソン → アル・ジャロウ → ブルース・スプリリングスティーン → ケニー・ロギンズ → スティーヴ・ペリー → ダリル・ホール → マイケル・ジャクソン → ヒューイ・ルイス → シンディ・ローパー → キム・カーンズ → ボブ・ディラン → レイ・チャールズ → スティーヴィー・ワンダー&ブルース・スプリングスティーン → ジェームス・イングラム

 

だから、例えばダリル・ホールがソロのパートを歌っている時、ジョン・オーツはどんな気持だったのかと変なところに気を遣ってしまったりします。

 

ジョン・オーツ ダリル・ホール に対する画像結果

 

きっと、これだけのスーパースターが集まったのだから、楽屋裏では表面に出て来ないとんでもないドラマが繰り広げられていたのではないでしょうか?

 

私が最初メンバーを聞いた時に感じたのはプリンスがいないと言う違和感とそれ以外のメンバーに

 

アル・ジャロウ ウィリー・ネルソン ウェイロン・ジェニングス キム・カーンズ クインシー・ジョーンズ(プロデューサー及び指揮) ケニー・ロギンス ケニー・ロジャース ジェフリー・オズボーン ジェームス・イングラム ジャッキー・ジャクソン シンディ・ローパー シーラ・E スティーヴィー・ワンダー スティーブ・ペリー スモーキー・ロビンソン ダイアナ・ロス ダリル・ホール&ジョン・オーツ ダン・エイクロイド ディオンヌ・ワーウィック ティト・ジャクソン ティナ・ターナー ハリー・ベラフォンテ ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース ビリー・ジョエル ブルース・スプリングスティーン ベット・ミドラー ポインター・シスターズ ボブ・ゲルドフ ボブ・ディラン ポール・サイモン マイケル・ジャクソン マーロン・ジャクソン ライオネル・リッチー ラトーヤ・ジャクソン ランディ・ジャクソン リンジー・バッキンガム レイ・チャールズ

 

シーラ・Eがいると言う違和感でした。

シーラE に対する画像結果

当時、二人は交際している仲だったのと、何よりシーラ・Eって、たまたまプリンスにプロデュースして貰ったから浮かび上がっていただけで、私の中ではアイドルと大差ない立ち位置で、他の大物と比べたらあまりにもランクが違うように思えたからです。
 
実はこれ、確かではありませんが、5年くらい前に放送されていて、その時、後で何度も見返せると思って何かしながら流し聞いたのですが、娘っこが間違って消去してしまい、以来根に持って恨みながら口笛、再放送を待っていたと言う曰く付きの番組なのです。
 
プリンスがなぜ、出なかったかと言えば一般的には「あんな連中と一緒になんかやれるか。」と蹴った事になっていますが、これは事実とは違ったようです。
 
実はこれにはこの企画をプロデュースする任を負った大物アーティストのマネージャーとして知られる芸能プロデューサーのケン・クレゲンのとんでもないプロデュース魂が裏目に出た結果だったらしいのです。
 
プリンスは「行けないかも。」と言って確約はしてなかったらしく、ケン・クレゲンは当時付き合っていたシーラ・Eに「ソロのパートを歌わせてやる。」と嘘をついてレコーディング中に何度もプリンスを電話で呼び出させたそうです。
 
それに対してプリンス
 
「きみがソロを歌ったら呼んでくれ。」としか返事せず、最後に電話した時は
 
「僕がきみがソロを歌わない限りそこへ行くことはない。」
 
「だが、きみは歌わせて貰うことはないだろう。きみは利用されているだけだ。」
 
と言われて、プリンスは来ず、結局、シーラ・Eはソロのパートを歌うことはなかったそうです
 
あのメンバーを差し置いてシーラ・Eがソロを歌ったら、他のソロを歌わせて貰えなかったスーパースター達とのバランスが取れずに一波乱起きたと私は思います。
 
失礼ながら、彼女がそんな器でないことは一番プリンスが分かっていたことなのが笑止ですが・・・シーラ・E自体がそれを理解した上で周囲の偉大なスーパースター達に会えたことに喜んでいたのですから、そこはそれで良かったのでしょう。
 
なぜ、ケン・クレゲンがそこまでプリンスにこだわったかと言うと、当時犬猿の仲だと噂されていたマイケル・ジャクソンプリンスの初めての共演を実現させてひとつの奇跡として、この企画の目玉にしたかったようなのです。
 
プリンス マイケルジャクソン に対する画像結果
 
シーラ・Eはその器ではないにも関わらず、プリンスを誘き出すエサに使われて、彼女がないがしろにされた。
 
それに憤慨して、本来は来るつもりだったのに、結局、プリンスは来なかったそうで、プリンスのソロの為に用意された一番盛り上がる美味しいパートはヒューイ・ルーイスが代役で歌ったそうです。
 
それがプリンス抜きのwe are the worldの正体だったのです。
 
だけど、私はそれだけだったとは思えません。
 
勝手な想像ですが、さらにもうひとつのアナザーストーリーがあったと思っています。
 
シーラ・E談ではプリンスとふたり、よくマイケル・ジャクソンのコンサートに行っていたそうです。
 
「尊敬しているし、愛しているから共演出来ない、プリンスにとってマイケルはそんな存在だった。」
 
これから2年後、マイケルプリンスにあの名曲BADの共演を打診します。
 

 

『Bad』をプロデュースしたクインシー・ジョーンズもこの話を認めていて、マイケルの家にプリンスを招待して、話し合いの席が持たれたそうです。1997年のプリンスのインタビューでは、曲冒頭の歌詞「Your butt is mine」の部分が問題だったと、それをマイケルに向かって歌うのも嫌だし、マイケルから歌われるのも嫌だと、冗談めかした雰囲気で断った理由を明かしていました。
 
マイケル・ジャクソンはなんとかこの変わり者と共演してみたいと望み、プリンスマイケルに悪意を持っている嫌なヤツと言う印象でもいいからなんとかマイケルの中に何かプリンスの欠片を残したい、そんな気持だったのではないかと思います。
 
あのスーパースター達が、誰もが選ばれてあの歴史に残る偉大な企画に参加して、永遠に映像に自分を残せる立場に立っていることを誇りに思ったwe are the world。
 
なのに、プリンスマイケル・ジャクソンが仕切って曲作りに参加し、その横にゲストの立場でマイケルの次のパートで歌わされる事に葛藤があった。
 
だから、シーラ・Eの事はきっかけに過ぎず、その承認欲求を満たせる誰もが欲しがる栄誉を平気で蹴ってしまったのではないでしょうか。
 
これがプリンスだ!と勝手な想像ですが、私はいつもプリンスの並外れたプリンス基準のプライドを誇りに思うのです。
 
結局、彼は自身の未発表曲を無償でアルバムwe are the worldに提供することで、マイケルとその仲良しグループ達とは一線を画す形で、この企画に貢献しています。
 
同じ時代に同い年で並んで走った天才同士、私から見たらマイケル・ジャクソンよりプリンスの方がマイケルの存在を強く意識して絶対に組み敷かれないように戦っていたように見えるのです。
 
 
彼らは人に評価されたかったのではなく、自分の理想と常に戦っていたために、天狗になるどころか、いつも自分を痛め付けて人知を超えた高見を目指そうとした。
 
2009年に自分の理想との戦いに疲れてマイケル・ジャクソンが2016年プリンスが、焼かれて墜ちたイカロスのように亡くなりました。
 
このふたりが同じ世界で同じ時代に生まれた奇跡。
 
そして、混ざり合うのを避けながら、それでも意識し、惹かれ合いながらキラ星のごとく人々の心に残る音楽を残して去りました。
 
それでもお互いが存在したために本当の意味での天才が故の孤独を味合わずに済んだのだと思います。
 
もうあんな破天荒な天才達は二度と現れないでしょう。
 
彼らと同じ時代に生きられた栄誉に感謝したいと思います。
 

時が来た
ある叫びを聞く時が
世界が一つになる時が

死に瀕した人々に
手を差し伸べる時だ
命は最高の贈り物なんだ

 

どこかの誰かが
変えてくれるだなんて
知らんふりの日々はもう終わりだ

僕らはみな神の一部 大きな家族
それが真実さ わかるだろ
必要なのは愛なんだ

 

僕らは一つの世界
僕らはその子供
僕らこそがもっと明るい日にできる
だから分け与えよう

 

僕らは選択できる
僕ら自身の命を救うんだ
本当さ もっと良い日にできる
君と僕とで

 

 

 

 銃より歌を!
 
 
今こうしている間にも殺しあっている地球のどこかの国の独裁者に
 
人と争わず自身の理想と戦った、ミューズから選ばれた天才達のことを知って欲しい。
 
彼らの御冥福を祈ります。