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滋賀解放同盟お弁当の猫きのこのkairuです🐾
こう見えて一応色々忙しいのと、朝が早いので夜寝るのも早く、面白そうなテレビの番組は録画して、時間のあるときに見ます。
2024年6月30日(日)よる9時~10時54分放送に放送された手塚治虫のブラック・ジャックもやっと見終わりました。
ハルさんとふたり「どうしても岸辺露伴の香りがするなあ。」「なんか、ヘブンズ・ドアーって言いながら顔の本を読みそうな気がしたな。」とか高橋一生のはまり役がもうあるので、中々ブラック・ジャックに馴染めませんでしたが・・・
しかし、今までの「なんじゃこれー?」って言うブラック・ジャックの実写版を比べたら中々の再現力だったと思います。
特にあしたのジョーや巨人の星の花形満と並んで再現が難しそうなあのブラック・ジャックの髪型をよく再現していると感心しました。
漫画の方はピノコへの愛を出したら終わりとばかり必死でセーブしているからこそ逆にあふれ出ているブラック・ジャックのピノコ愛が
銭ゲバ鉄面皮の冷酷にみせながらその裏の隠された優しさの象徴みたいで、格好良さが素敵でドキがムネムネしてました。
なんか、今回ははっちゃけすぎていて、ちょっと違和感感じましたが
それは脚本家の解釈ですからね。
良いんじゃないでしょうか。
ヒョウタンツギやらひげおやじやら
そう!
どんな漫画にも、なぜか登場回数は少ないのに熱狂的な主役級のファンがついているサブキャラ(モブキャラじゃない)が存在するものです。
この安楽死させて患者を辛い苦痛から解き放ってやるのが自分の使命であると言う信念を持っているキリコもそう。
アタシは大昔から手塚治虫のキャラと言えばこの壮絶な色気のあるキリコのブラック・ジャックとの対極の優しさと愛がすごく好きでした。
手塚治虫のキャラの中ではロックと並んで私の二大ダークヒーローだったのです。
だから心密かに、出てくるかな?出て来ないだろうなと思いつつ、めっちゃ楽しみにしていたのです。
なのになんじゃい?!これ!!
こんなんなら出て来ない方が良かったって感じ。
私の感じている怒りを分析すると、キリコのブラック・ジャック以上に分りにくい優しさは、安楽死と言う子を楽にしてやれるならと親が愛を持って与えるような、自分が地獄へ落ちても良いと言う善悪を越えた究極の愛であると思っていて、それに女性が関わるのは何か違うと言うどうもはっきりとは結論の出ない怒りのようなのです。
たぶん、役割分担として、例え植物人間になっても自分の命を投げ出してまで子を守るのが母親の母性、子の先を想像して自分が人殺しと言う大罪を背負っても楽にしてやろうと言う子殺しを担当するのが父親の父性と勝手に私の中で分けられていて、キリコが女性であるのは生臭くてなんか違うと拒否反応が出るからなのでしょう。
同じかどうか分りませんが、ブラック・ジャックの母性に対するこのキリコの父性に惹かれている人達が思ったより多くいて、ネットで炎上しているようです。
この脚本家、真の意味で絶望と言う物を知っていないのじゃないか。
こちらの勝手な思い込みで私の中でも密かに炎上し「あっちょんぶりけ!」と思わず叫んだのでありました。
▇今日のにゃんこ
自分なら楽にして欲しいと思っても
これ永遠のパラドックスです。







