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滋賀解放同盟お弁当の猫きのこkairuです🐾

 

 

ちょうどバブル景気の真っ只中、トマス・ハリス羊たちの沈黙の映画化とそれに続いてロバート・K・レスラーFBI心理分析官が大ヒットしたこともあり、どんどんと人の心の闇と言う世界に惹かれて行くようになった時期がありました。

 

それまでアニメは大好きだったのですが、完全な逃避ジャンルであるSFはガンダム辺りから全く受け付けなくなり、その後、アニメ自体から遠ざかっておりました。

 

アニメはもう卒業、あんな物を真剣に見られるのは頭の若い人ばかりだと思っていましたが、還暦を過ぎて、襟首を掴んで正座させ、説教してくれた最高峰のアニメに出会ったのです。

 

進撃の巨人 に対する画像結果

 

進撃の巨人

 

テーマが深い!

正義なんて見る角度によって180度違うと言う、私がず~っと思っていたことを、そのままえぐり出してくれました。

 

そして、その根底に流れるのは人を愛する心。

 

これだけだと、ただの地獄になるので、そこへほどよく超人が出て活躍してくれる。

 

だけど、超人であるはずの主役達もしっかりと苦しみ、悲しみ、いったい、この戦いは誰のため?と思わせてくれる。

 

 

これ、本当に世界の国のTOPになった人達を一堂に会してこのアニメの上映会をやって頂きたい。

 

そして戦いが愚かであることを驕り高ぶった脳みそにたたき込んで頂きたい。

 

世界のお花畑脳になった独裁者達へのお手本になるほどの作品だと思っています。

 

 

 

それと丁度平行して鬼滅の刃を見始めましたが、これもまたスゴかった。

 

鬼滅の刃

 

鬼滅の刃 アニメ に対する画像結果

 

さすがに進撃の巨人のように大人向けのアニメとは違って、こども向け(残酷な描写がこどもにとって有害かどうかと言う議論はまた別にして)とあり、出てくる人の感情が、進撃の巨人と比べたら色んな意味で分りやすい描き方がしてあります。

 

私が進撃の巨人の中で一番好きで、アニメでもそこだけは録画したものを消さずに残している名シーン。

 

『進撃の巨人』のウォール・マリア最終奪還作戦では、アルミンとエルヴィンのどっちを助けるか選ばなくてはいけない状況になりました。なぜどっちか選ばなくてはならなくなったのかというと、リヴァイが持っている巨人の脊髄液の注射が1本しかないからです。

 

 

 

進撃の巨人自体を見てない人に説明するのは相当難しいと思うのですが、どちらかひとりしか救えない状態で、巨人に勝つと言う目的意識(だけとは思えませんが)を持ったリヴァイ側と、ただただ自分が大事な人を救いたいと言うエレン側との間に軋轢が起こります。

 

リヴァイの後ろにもエレンの後ろにも私情を押し殺して、愛する人より任務を優先して命を捧げて行った兵士達がいるのです。

 
※これは最終的に心臓を捧げて亡くなって行った兵士たち

 

それを差し置いて、大事な人であると言う事を最優先して良いのか・・・

 

ここが綺麗事ではなく、ものすごく深い・・・

 

 

それと比較すると、何度見ても納得行かないのが鬼滅の刃刀鍛冶の里の最終回。

 

炭治郎と禰豆子が逃亡する半天狗を追い詰めた際に、日の光が差す場面があった。半天狗を倒すために、禰豆子は日の光を浴びながらも自らの命を顧みず、炭治郎を送り出した。

 

 

って言う、禰津子に放り出されたとしても、戻って来ずに刀鍛冶の里の人の方を守ろうとしたとこ・・・

 

 

たまたま禰津子が太陽を克服し、良い方に転んで助かったから良かったものの

 

 

禰津子炭治郎禰津子ではなく刀鍛冶の里の人を選んだことを一生後悔して苦しみながら生きていく一番残酷な運命を背負わせようとしたことを理解しているのでしょうか?

 

この兄妹、ふたりともその辺を全く考えられず、自己犠牲さえすれば良いと思っている辺りが私にはどうも納得出来ないのです。

 

そこまで読み取れる大人向きとこれで納得出来る子ども向きの違いだと思います。

 

 

ここで禰津子に飛ばされた炭治郎が戻って来て禰津子を庇い、刀鍛冶の里の人達は殺されて、禰津子も焼けてしまいとなると、もう阿鼻叫喚の地獄絵図。

 

話に収拾が付かなくなりますからね。

 

進撃の巨人は、私が人はこうあるべきではないかと思う、一番大事な愛する人を最優先にして、彼らを守る為にそれ以外の世界を滅ぼそうとする実にツボな展開で、そこは、もう、最高でした。

 

その裏には止めて欲しいと言うエレンの心、自分たちへの愛を感じながらも、そんなエレンの止めて欲しいと言う気持を受け止めて、彼の首を切ろうとするミカサ。

 

人は愛する人を最優先にしたいと思いながらも、それでも簡単には割り切れず、他の人達の人生を感じて、なんとかすべての人類が幸せになれないかと模索するもの。

 

この片面だけでは終らせられない複雑さがたまらない。

 

しかし、進撃の巨人からすれば、子ども向きで善悪がメインで単純だと思うものの、ものすごい人気なのにさっさと終ってしまった鬼滅の刃の漫画の終わり方からチラホラ入って来る情報によると、ストレートに愛や正義や人々の為に戦っているからこその感動で、号泣が止まらない予感。

 

 


編集の狙いはやはり、スゴかった!

 

変な隊服着てアホちゃうかと思っていた甘露寺蜜流も(これも理由があるらしいのですが)回を追う毎に堪らなく愛おしくなり

 

関連する画像の詳細をご覧ください。『鬼滅の刃』超人気カップリング伊黒小芭内×甘露寺蜜璃の画像まとめ (3/3) - RENOTE [リノート]

 

変な白目のおっさんだと思っていた岩柱・悲鳴嶼行冥はまだ若干27歳でその悲しい過去に号泣!

 

 
子供だからどうのと言うくくりはちょっとひっかかったものの・・・

 

こども達が裏切ったのではないと言う事が最後の最後に判明するので納得。
 
さまざまな柱の負っていたカルマが浄化されてほぼ全員が主役状態。

 

鬼滅の刃無限城編では涙無くしては見られない・・・

 

結末はそれぞれの正義を深く考えさせられた進撃の巨人とは違って、こうしてひとりひとりの正義とカルマを丁寧に描いて行く事によって、悪を倒す目的でひとつになって戦って行った彼らの心を燃やした美しさが際立って残るはずです。

 

昨夜は鬼滅の刃柱稽古編、始まってまだすぐとしか思えないのに、あっと言う間に終ってしまいましたね。

 

 

また次までの空白が長い長い・・・

 

なんか、無限列車編の時のように映画でやるらしいけどいや、アニメで見せて下さいよあせるもう今から無限城編へのワクワク感が止まりません。

 

 

アタシもしかしたらアニメがイケるようになったかもしれんと、この後、と呪術廻戦に挑んでみたけれど、全く入って行けず。

 

進撃の巨人鬼滅の刃もどちらがどうとも言えぬ甲乙付けがたい最高峰の作品同士。

 

もしかして、もうアニメは卒業と言っていたサイコホラー好きの干からびたお年寄りが、心震わせるアニメに出会えたことはものすごい奇蹟なのかも知れない。

 

心を燃やせ!

 

心臓を捧げろ!

 

 

そう思う度に、鬼滅の刃進撃の巨人を見られる幸せをすごく感じるのでありました。

 

 

 

 

 

 

今日のにゃんこ

 

Amazonから荷物が届きまして

 
 

開けたらまんぷぅの詰め合わせが入っていました。

 

ウソですけどニヤリふ・・・