ご訪問頂きまして有り難うございますお願い

 

滋賀解放同盟お弁当の猫きのこkairuです🐾

 

タイタニックジャック役を実はリヴァー・フェニックスがやるはずだったと言う事を知ってびっくり仰天しました。

 

タイタニックジャックと言えば、ほぼ私の理想が立っていると言う『永遠の理想の男性キャラ』

 

ディカプリオの演じるジャックはそりゃもう素敵でした。

 

 

ただ、ひとつだけ不満があるとすれば、隠しても隠しきれないお育ちから来るディカプリオの野性味のなさ。

 

ジャックの育ちからすればもっと荒々しい何かを瞳の奥に宿していて欲しかったけど、それがディカプリオの演じたジャックにはありませんでした。

 

マイケル・ジャクソンプリンスにコンプレックスを持っていたように、王子様は自力で生き抜いて来た野生児に何かを感じるようで、ディカプリオリヴァー・フェニックスに憧れを持っていたのかと、納得してしまいました。

 

髭を生やしたり、女性にだらしなかったりと、ディカプリオは人生をかけてジャックのイメージを壊して次に行こうとしましたが、やっぱり、私にとっては今のところ、何をしても育ちの良さそうなディカプリオからはみ出てないなって思っています。

 

 

 

リヴァー・フェニックス
 

彼の中の本物の野性味はその生い立ちにあります。

 

リヴァーは1970年、オレゴン州生まれ。母はヒッチハイクをしている時に父に出会い、リヴァーを生んでからも一家は各地を転々として回った。両親がカルト宗教にはまって、ベネズエラに住んだこともある。そんな家庭に育った彼はほとんど学校に行かず、妹のレインとサマー、弟のホアキンと道端で歌っては、通行人から小銭をもらい、家計を助けていた。

 

 

私がリヴァー・フェニックスを初めて知ったのはほとんどの人がそうであるように、スティーブン・キングスタンド・バイ・ミークリス役ででした。

 

 

 
スティーブン・キングの作品の映画化で原作を超えたキャラクターは彼が初めてだったと思います。

 

 

スティーブン・キングは多作でしたが、とても読みやすく、随分と私も追いかけて読んだものでした。

 

以下、これは以前、スティーブン・キングについて書いた私のブログの勝手な考察をそのままコピペしたものです。

 

この作家を私の中で勝手に分類すると4期に分かれます。

 

【1期】 リチャード・バックマン名義でも発表していて、『スタンドバイミー』『キャリー』『シャイニング』『ゴールデンボーイ』など純粋な少年やら少女が主人公の読みやすいものが多い。

キングがまだ安月給の高校の教師をしながら作家を目指していて、嫁のタバサも働きながらそれを支え、そんな夢と愛に満ちた世界が影響した、読み手の心を鷲掴みするような希望と悲しみが入り混じった作品たちばかり。

 

【2期】 売れに売れて『グリーンマイル』『ショーシャンクの空』など、昇華された文学性の高いものが多い。

 

【3期】 売れすぎて嫁タバサが調子に乗ったのか、自分も作家として名乗りはじめて作品を発表し始める。この頃のキングは『ドロレス・クレイボーン』『ゴッサムカフェで朝食を』『ローズ・マーダー』など、旦那のDVや嫁殺しを彷彿とさせるような作品が多い。

 

【4期】 現実に嫌気がさしたのか、ファンタジー系作品増えて来る。全く面白くなくなったので私は読まなくなった。

 

【3期】までは面白く、追いかけてほぼ全部の作品を読みました。

キングの特徴は読んでいると映像が目の前に現れるような卓越した描写力で映画化しやすいとは思うのですが、反面、映画化したら思った通りか、それ以下か、とんでもないカスかとあまり小説以上の作品に出会えないところが難点です。

 

私がスティーブン・キングの作品の中で一番好きだった初期は、死のロングウォーク、キャリー、スタンド・バイ・ミーなど、『キラキラした未来を掴もうと必死な少年が汚い大人の世界に押しつぶされる悲しみ』と言う物が前面に出ているものばかりで、今にして思えば、カルト教団に組み込まれて育ったリヴァー・フェニックスに見事にシンクロしていたように思えます。

 

 

そんな風に考えるとリヴァー・フェニックスの演じたジャックはどんなものだったのでしょう?

 

「じつは、そのあと映画インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアダニエル・モロイ役の話もあったんだよ」と、リヴァーが演じることになっていた役のオファーがディカプリにもあったことを明かしたそうです。

 

いや、ディカプリオはどうせやるならルイ役でしょう。

 

ライターという端役をリヴァー・フェニックスにやらせるには勿体ないでしょう。

 

てか、やっぱり、トム・クルーズレスタトルイ役がブラッド・ピットってのはいくらアン・ライスがオッケーしてもアタシは納得いかないわと当時の記憶が蘇って来ました。

 

 
トム・クルーズはダイエットしてレスタト的な雰囲気をかするのは成功していたけど、でもやっぱりこのふたり、ポテトチップスの香りがして、吸血鬼どころか生々しすぎてデカダンスの匂いとはほど遠い・・・

 

お話はどんどんそれましたが、ディカプリオと言えば、私の大好きなアルチュール・ランボーの生涯を描いた太陽と月に背いてと言う映画のランボー役をしていましたが・・・

 
確かに、ディカプリオは美しかった。
 

 

しかし、夫に捨てられて宗教にどっぷりと浸かり、綺麗事ばかりでこども達を支配しようとした毒母の影響のせいで壊れてしまったアルチュール・ランボーの孤独がイマイチ出ていなかったように思えました。

 

これこそカルト教団に支配されていた両親に育てられたリヴァー・フェニックスにぴったりの役柄だったと思うのですが。

 

スティーブン・キングキャリーのように綺麗事にまみれた毒親に一度支配された彼らの遺伝子の中には、一旦逃げられたと思っても幼少期にすでに破滅の要素が組み込まれていて、その生き様はひたすら死に向かって行くように思えてなりません。

 

その絶望が瞳に宿っていたリヴァー・フェニックス。

 

宗教団体「神の子供たち」で性的虐待を受ける日々

フェニックス一家が1972年から1978年まで在籍した「神の子供たち」と言う宗教団体はセックスを使って神の愛を表現し、「古い道徳観からの解放」を説きました。内部のセックスの自由を極端な形で推し進め、乱行や児童の性的虐待を日常的に行っていたのです。

 

 

ヘロインとコカインの過剰摂取が原因で倒れ、病院に搬送されるが心不全で死去した 享年23歳 早すぎる死。

 

孤独でシニカルなジャックローズに恋をして、ホンモノの絶望が宿っている瞳が少しずつ活き活きしていく様を演じて欲しかった。

 

彼のジャックが見たかった・・・

 

残念でなりません。

 

天国と言う物が本当にあるのなら、彼のご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今日のにゃんこ

 

温かいと思って来てみたけど、そこまでではなかったので

 

 

微妙な顔つきのティラさんちゅーどんな顔していても可愛いのよ~