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お弁当の猫きのこのkairuです🐾
コロナワクチンの副反応で寝込んでいる間に
あんなに愛してやまなかった
庭の薔薇たちがついに末期を迎えていました。
の挿し絵。
いまでこそこんな巻きの薔薇が結構出てきているけれど
当時は、ドライフラワーをイメージしたような、この挿絵でしかみたことありませんでした。
この感じが散る直前の腐りかけのような薔薇と重なるのです。
薔薇の奇蹟
監獄と少年院を舞台に、アルカモーヌ、ビュルカン、ディヴェールら「薔薇」に譬えられる美しい囚人たちとジュネ自身をめぐる、暴力と肉体の物語。
当時、アタシは13才で、美しいもの大好きな乙女
男女がいるのに性別を超えてその人でなければ愛せないと言う、江戸川乱歩の孤島の鬼のような、まさに承認欲求ドストレートなBL設定に心を持っていかれていたのでした。
さて、皆様、ジャン・ジュネをご存じない方は 薔薇・BL・フランス・ジュネ・少年院と言ったキーワードにどんなイメージを想像されるでしょうか。
ジュネ=竹宮恵子の空が好きのジュネ・オルタンス
もしくは当時の創刊雑誌の名前
薔薇の奇蹟ってどんな話なんだろうと心躍らせて読んだら・・・
なんかね・・・少年院の中庭でアルカモーヌだかビュルカンだかとにかくすごく美しいとジャン・ジュネが絶賛している囚人が・・・
肥たご(こえたご)にまたがっているシーンが冒頭に来たのよ・・・←あまりのショックにあまり覚えてない・・・
んで、自叙伝だと言うジャン・ジュネの顔が・・・
一応、薔薇の奇蹟も泥棒日記も花のノートルダムも読んだけど、なんかもう、どないやねんの世界
当時、人の悪口ばっかり言っているぶすおかまと言う新たなジャンルの立ち位置で売り出していたおすぎとピーコも幅を利かせて来ていた時代で
なんか、BLって性別もなにもかも超えてこの人でなければいけないって話じゃ無くてもっとセクシャリティなもんなんだとお勉強したのでありました。
薔薇が糜爛の時期を迎えると思い出す、なんか納得いかない半世紀も前の記憶です。
▇本日のにゃんこ情報
サンルームのティラさん。
ついて回って
怒られたところ・・・ゴメンね~