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お弁当の猫きのこのkairuです🐾

 

昨日、飛び込んで来た坂本龍一の訃報のニュース。

 

坂本龍一の死去に哀悼の声つづく…『ラストエンペラー』『怪物』など映画音楽家としても活躍

「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーとして活動し、映画『ラストエンペラー』『戦場のメリークリスマス』の音楽制作・出演などで知られた作曲家、坂本龍一さんが3月28日、71歳で死去したことを所属事務所が発表。

 

アタシも坂本龍一のテクノカットをしたことがあるくらい、アタシらの時代に影響を与えた人でした。

 

 

様々な方が様々な形で死を惜しんでおられるので、私は私でしか出来ない私から見た坂本龍一のお見送り方をしたいと思います。

 

昨日も書きましたが、坂本龍一と言えば大島渚監督戦メリ(戦争のメリークリスマス)

 

 

完璧な美形に不釣り合いな乱ぐい歯が壮絶な色気になっているデビッド・ボウィ

 

化粧をした変な俘虜収容所所長のヨノイ大尉(坂本龍一)

 

私の大好物の様々な価値観の多面体が織りなす異色な世界。

 

音楽とタイトルから、雪の舞い散る北欧のクリスマス風景を勝手に想像して映画を見たら、なんとクリスマス感ゼロのジャワ島のお話で

 

敗戦国なだけで、悪と認定され、すべてを洗い流された幼児のような顔で処刑前夜にハラ軍曹(ビートたけし)が最後に言ったひとことが鮮烈でした。

 

 

「メリークリスマス。メリークリスマス、ミスターロレンス。」

 

サンタクロースなんていない

 

いるのは答えのない正義を信じて大罪を犯した愚か者たちだけ。

 

 

特権社会の打破のために祖国イギリスを裏切り、スパイになり、二重スパイの道を選んだガイ・ベネットのパブリックスクール時代の話を描いた、美形がわんさかわんさか出てくるアナカン(アナザー・カントリー)と並んで腐女子の大好物でした。

 

 
志摩あつ子の漫画では
 
 
教授(坂本龍一)を巡って、デビッド・ボウィ
 
 
ジャパンデビシル(デビッド・シルビアン)
 
 
い・け・な・いルージュマジック坂本龍一
 
 
熱~いベーゼを交わした忌野清志郎

 

坂本龍一を取り合うと言う混沌とした世界を描いて一部マニアに大ウケしていました。
 
 
 
なにより、坂本龍一と言えば記憶に残っているのがこの人。
 
今でこそ、直木賞作家の大先生ですが、当時はルンルンを買ってお家に帰ろうをエッセイで
 
 
きら星のごとくデビューをし、異彩を放っていた林真理子
 
 
彼女がこの本の中に書いた坂本龍一の当時嫁だった矢野顕子について語った文が忘れられない・・・
 
 
「あるパーティで坂本さんを紹介された私は、その噂以上の美男子ぶりに、目がくらむような思いをしたものだ。まだ、新潮文庫のCMなんかに出るずっと前で、ややマイナーっぽい雰囲気が『趣味の呉服』ならぬ、『趣味の美男子』とゆうかんじですごくよかった。初めて、あった時、彼は私の求めに応じて肩を抱いていっしょに写真を撮ってくれた。二回目に違うパーティで会った時は、『よく来たね』と言って手を握ってくれた。肩から手へとコトは順調に進歩している。三回目はどうなるかと(中略)ワクワクしているところへ、矢野顕子が通りかかったのである。
 
 
写真で見るよりずっとブスだった。本当に妖怪じみた感じがあった。」以下、矢野顕子の音楽の悪口がつづく・・・
 
後に、林真理子坂本龍一を夫にしている矢野顕子に対して嫉妬に狂ったとフォローしていますが、当時、私も矢野顕子はどうも苦手で、良さが全く理解出来ず、これに共感して大爆笑しました。
 
以降、坂本龍一というとこれが浮かんで来て笑えました。
 
林真理子は以降ずっとファンで、その後の作品は目が疲れてあんまり本が読めなくなるまでほとんど読んでいます。
 
こんな感じで、坂本龍一はずっとなぜか、キラ星達の中でも主役でした。
 
東京芸術大学 作曲科、同大学院を修了、あふれる才能、当時、シンセサイザーを買える財力があるだけで私にとっては雲の上の天井人でした。
 
 バブル期を駆け抜けて、ひとつの時代を築いた寵児が逝ってしまった。

けれど確かに彼は私たちと共にそこにいました。
 

 
 
追悼の意を表して、心からの賛辞を捧げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。
 
 
 
 
いつもだけど
 

 

箪笥の隅においやられてアンニュイまんぷぅ。

 
 
だけどそんなとこも
 
 
ちゅー可愛いねぇ~ドキドキ飛び出すハート