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お弁当の猫きのこのkairuです🐾

 

昨日、少女漫画の黄金期を振り返っていたら、懐かしくなって、今度は少年漫画を振り返りたくなりました。

 

とは言っても、銀河鉄道999とか・・・うる星やつらとか・・・Dr.スランプとか、もちろんシティハンターとかじゃないんです。

 

お年寄りを舐めたらいけませんニヤリふ・・・

 

 

私が腐女子と化し萩尾望都に、はまる以前の小学生時代に講談社の週刊少年マガジンを毎週買っていた時期がありました。

 

この時のメンツは今思い出しても、今回のWBCみたいな震えが来るような漫画界のスターが揃っていました。

 

原作高森朝雄(梶原一騎) 作画 ちばてつや のゴールデンコンピの

 

 

あしたのジョー


従来の漫画なら矢吹ジョーがライバルの力石徹に勝ってめでたしめでたしで終るはずが、唐突に力石徹が亡くなって、本当に東京でお葬式があり、たくさんの人が参列していたのが小学生ながらも強烈でした。

 

※漫画キャラの力石徹のお葬式

 

そこから本当の、誰からも必要とされて来なかったジョーの孤独が浮き彫りになり、唯一、命までかけて対等に扱ってくれた力石の死を乗り越えられずに転落して行きと、普通の漫画じゃあり得ないリアルな奥深さが最高でした。

 

 

力石徹なんて変な顔で憎たらしいはずなのに、なぜか途方もなく魅力的で主役の矢吹ジョーをしのぐファンがついていました。

 

アニメ化され、これもすごい人気だったけど、途中で原作に追いつき、追い越されてしまって涙を飲んで一旦中断し、あしたのジョー2で途中から改めて描き直されたけど、私は2のゲロがキラキラ画風よりはちばてつやの初期に近い絵の1の方が好きでした。

 

沢山の当時の若者の共感を得た、漫画を越えた最高の青春群像をとらえた作品でした。

 

 

松本零士の

 

 

男おいどん

 

四畳半ひとり暮らしの男の生活が淡々と書かれているんだけど、押し入れに洗ってないパンツ(トランクス)が大量にあって、それにサルマタケと言うきのこが大量に生えて来て

 

 

 

極貧な主人公はそれを焼いて喰ってしのいでいたのが、もう強烈過ぎて・・・

 

メーテルみたいな美女が出て来たはずだけど、サルマタケが強烈すぎてストーリーすら全く覚えて無いと言う・・・滝汗

 

アタシの中では元々は宇宙戦艦ヤマトはほぼ、西崎義展プロデューサーの作品で、松本零士はキャラデザインだけタッチしたって感じ。

 

それよりは、松本零士真骨頂はやはり男おいどんではないかとず~っと思っていました。

 

 

原作 阿月田伸也  作画 池上遼一の

 

 

ひとりぼっちのリン

 

これも内容はほとんど覚えてないけど、なにやら競輪の話で、トラックを走る後ろにぴったりとついて走ったら空気抵抗が限りなく少なくて、ものすごい高速で走れるとか言うエピソードが印象的でした。池上遼一“ゲゲゲの女房“倉田圭一(窪田正孝)のモデルだった人です。

 

池上遼一に関しては、少年マガジンよりもこの後の少年サンデーで原作雁屋哲と共に発表した男組の方が印象に残っています。強大な権力を持った「影の総理」に立ち向かって行くのですが、ラストは「ペンは剣より強し」って言葉を否定して、「暴力には暴力を」と暗殺するために主人公が乗り込んで行く所で終るという強烈なインパクトを残してくれました。

 

 

アタシは口をあんぐり開けて、こんなん掲載していいのかな?と思った覚えがあります。

 

矢口高雄の

 

 

釣りキチ三平

 

間違っていたらすみませんが、確かこれは連載ではなく、時々読み切りで掲載されていた記憶があります。確かなデッサンから来る漫画ならではのデフォルメの表現力がすごいなあと感心して読んでいました。釣りに全く興味が無い私でも幻の巨大魚とか出て来て面白く読めました。

 

永井豪

 

 

デビルマン

 

これはもう“ハレンチ学園“永井豪とは思えないとバイオレンス漫画だと思っていたら、やっぱ永井豪だったと言うとんでも漫画。色々あるけれど、結局、デビルマンに惚れたサタン(飛鳥 了)の私情からハルマゲドンになって、人類が滅亡すると言うお話。サタンは両性具有なんだけど、そこ永井豪なので、胸も下も両方あると言う何でやねん的なビジュアルでした。ニヤリサタンの美しさが台無し~

 

 

展開が全く読めず、すっごい面白くて夢中になって読みましたが、アニメではさすがに非常に単純な恋愛がらみの勧善懲悪ものに変えられていました。

 

原作 梶原一騎 作画 ながやす巧

 

 

愛と誠

 

これは私はあんまり好きじゃ無かったのですが、ものすごいブレイクして、大賀誠西城秀樹早乙女愛はここから役者名を取った早乙女愛で映画化されて大ヒットしてドラマ化されたのを覚えています。お姫様を守る騎士道的な感じだったような。だんだん、話が大きくなって行き、敵が大物になって行き、最後は男組みたいな巨大組織が出て来たように記憶していますが、なにせ、恋愛モノが苦手だったので、あんまり覚えてませんあせる

 

他には語る必要も無い手塚治虫とか水木しげるとか空手バカ一代つのだじろうとか赤塚不二夫とか楳図かずおとか今なら絶対あり得ない超大物目白押しのオールスーパースターが一堂に掲載されていた週刊少年マガジンでした。

 

 

 

今のように規制が厳しくなく、少年少女に夢を与えると言う使命感を持った熱い編集長や編集部員がいる編集部があり、漫画業界全体で商業ベースに乗るか乗らないかよりも、何かを生み出したいと情熱に燃える熱い時代でした。

 

善悪の既成概念に囚われず自由に執筆していた漫画家達は、後にそれぞれがジャンルを築き、日本の漫画界の礎を築いたように思います。

 

今にして思えば、思春期が男女共に漫画の黄金期である良い時代に生まれ、その時代の漫画を読めて良かったなと懐かしく思い出しました。

 

 

 

 

あんまり可哀想なので、黄砂と花粉の様子をみながらサンルームに出してみたティラさん。

 

 

無情の幸せと言ったお顔が・・・

 
 
可愛いね~ちゅードキドキ飛び出すハート