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お弁当の猫きのこのkairuです🐾
昨日のTBS系日曜劇場『マイファミリー』をご覧になりましたか?
私はすっごく楽しみにしていました
なぜなら、一度、制作者側の思うツボにはまって、最終章を最終回と勘違いして騙されて8話だけ見てしまったからです。
以下、ものすごいネタバレだらけです。
アメリカのポケットジョークで、分厚い推理小説を読もうと1ページ目を開いたら「犯人は○○だ」と紙が貼り付けてあったと言うのがありますが、あれと同じくらいあからさまな内容です。
もし、まだ見てない方で犯人を知りたくない方はお引き返し下さい。
なお、見終わった人ターゲットで書かせて頂きますので、あらすじは割愛させて頂きます。
東堂が脅迫されて誘拐に加担してしまったってことで、当たり前ですが、結局は真犯人が分らない為、これは絶対、最終回の一話前と最終回だけはみて、真犯人と動機とトリックだけ知りたいと楽しみにしていました。
私は気が短いので、しっかりご覧になった皆様のように毎週毎週誰かな?どうなってこうなったのかな?と思うのは無理です
一時はミステリーにはまったことがありましたが、謎解きは超苦手でした。
アガサ・クリスティのかの有名な『オリエント急行殺人事件』なんて、「へ?ポアロ以外の乗客全員が犯人?だから推理メインのミステリーって嫌なのよ~」って怒り心頭になりました。
好きなのはルース・レンデルの『ロウフィールド館の惨劇』のような俯瞰で見た犯人側の心理を克明に書いているようなミステリーです。
こう言うのは、心理描写に重点を置いて書いているために、こじつけ感も不自然感もありません。
その常人には理解出来ない異常者が生み出す自然なストーリーがただただ、淡々と怖い。
もしくは映画『セブン』のようにあっと言うようなラストが用意されていても、犯行は残忍で異常ながらも結構単純。
ジョン・ドゥの異常心理を縦軸にして、そこから生まれる自然な展開が目を離せず、大好きな映画となりました。
余談ながらジョン・ドゥをこんなふんにゃふんにゃした男じゃ無くて、もっと美形キャラにしていたら、レクター博士と並んでブラックヒーローになったのにと思うと惜しいです。
さて、『マイファミリー』を8話と11話とラストだけ見て言いたい放題言わせて頂きますと・・・
ラストにひっぱって行くオチありきの話にありがちの不自然さは感じたものの、面白かったです
しかし、全然観てなかった娘っこが8話の録画再生を横からひょいと見て
「あれ?サンドウィッチマンの富澤がこんなところに出てるやん。富澤が犯人やったりして。」
「ほんまやなあ。」
と二人でゲラゲラと笑ったんですが・・・
本当に犯人でした!!
犯人が分ったところで、なんとなくモヤッとしているのですが、なにせ全編通して見ていないので、なんとも言えません。
再放送で、この人犯人確定目線であら探しをしていくのがとっても楽しみです
ただ、素直に感想を言わせて頂くと、ようするに東堂の嫁がふらふらと富澤と浮気しなければ、こんな大ごとにならなくて済んだし
二ノも多部も←全編通して観てないのでイマイチ役名が浸透していない巻き込まれて苦しまずに済んだし、東堂の娘の心春も亡くなったりしなくて済んだのでは?
タイムリーにパチンコに夫婦で出かけてその間に放置された子供が亡くなったってニュースがリアルでやっていましたが・・・母親になるなら、子供第一に考えるような覚悟をしてからなれよって思います。
ふらふら浮気すんじゃねぇよ!!全部、おめぇのせいじゃねぇか!!と東堂の嫁に怒りがこみ上げて来ました。日本中の人がきっと怒っているよね~
先にも書きましたが、再放送を待ち、富澤が犯人確定目線で最初から最後まで見て、辻褄があっているかをチェックしながら楽しみたいと思いますお年寄りなのでネットで見る根性はありませんけど
日曜9時の高視聴率の時間帯であることを割り引いても、入り組んだしんどそうな内容なのに視聴率がとっても高かったのでびっくりしてましたが、3話観ただけでも結構楽しかったので、よく出来たドラマだったのではないかと思います。
ただ、ラストのエグみが響いて、二ノや玉木宏の好演がぶっとんで、美味しいところは富澤と東堂が持って行った感が強かったです東堂可哀想~
それと、広がりのある組織的なサイコホラーを期待していたので、そもそもが不倫発端とはちっちゃ~とちょっとがっかり
夫婦と言えば・・・