「タオルをフワフワにしたい」って、相談を受けることがよくあります。
でも・・・
タオル=フワフワって本当に必要でしょうか??
仮に、使ったら肌が傷つくほどゴワゴワなら、ちょっと考えないといけないと思いますが・・・
そうでなければ、フワフワを求めすぎなくてもいいのではないかなと。
フワフワだけど水吸わないタオルがあったとしたら、それは嫌ですよね。
どちらかと言えば、タオルがふわふわな状態というのは作られた状態、お化粧をされた状態のことが多いでしょう。
だから、必要以上に洗濯でフワフワを求めなくてもいいと思います。
タオルに求められるものは・・・
「汗や水分を良く吸い、清潔に使えること」だと僕は思います。
そう考えると・・・
例えば、タオルには柔軟剤は必要ありません。
柔軟剤は、洗いと濯ぎをキチンとしたあと、最後に繊維に残して洗濯を終えます。
この時、柔軟剤の油に馴染みやすい部分が繊維の表面を覆うことで柔らかく感じさせたり、静電気を起こしにくくします。
繊維の表面が油に馴染みやすいということは、逆に言えば水分を吸いにくくなるということ。
タオルに求めるものを考えると、タオルに柔軟剤を使う場面はほとんどなくなります。
同様に、タオルの素材自体も どんな素材がいいか決まってきます。
ポリエステルのタオルとかもありますけど、ポリエステルは水を吸わない“疎水性”の繊維。
水を吸いやすいように作り方を工夫をされているポリエステルもありますが、基本的には水を吸いにくいものです。
掃除で、ホコリを取るとか、油汚れを取るとかならポリエステルのタオルもありかなと思いますけど・・・
お風呂上がりに体を拭いたりとか、手を洗ったあとに手を拭くとか、清潔に水分や汗を拭うことが目的なら、綿のタオルの方がいいです。
清潔にタオルを使うことを考えると・・・
毎回取り替えて頻繁に洗うことも理にかないます。
また僕らが洗浄力をきちんと出す洗い方 (お湯を使う、濯ぎを3回以上きちんと繰り返すなど)を 、タオルなんかにはおすすめしている理由もわかると思います。
そうすると・・・
タオルは白い綿が、僕はいいなと思います。
色は白いほうが、洗濯や漂白での強い処理もしやすく清潔に使いやすくなりますからね。
必ず・・・
そのアイテムに何を求めるのか?
本来求める役割ってなんなのか?
それをはっきりさせる。
タオルであれば・・・
タオルがどういう状態なら本当に気持ちよく使えるのか?
そこをきちんと考えると、タオル=フワフワって、誰かに作られた、“ただのイメージ”って思ったりします。
---
【洗濯講座やってます!洗濯を学んで暮らし方を見つめ直しませんか??】
【ゼロから学ぶ洗濯講座in神戸】
開催日 2023年7月30日(日)AM9:30~12:00
受講料 6,000円 ※税、相談料込み
定員 25名
会場 神戸市中央区文化センター会議室1101 <兵庫県神戸市中央区東町115番地>
詳細お申し込みはこちら
▶https://sentaku-yuichi.shop/items/64a178f78fe718002e36299f
【ゼロから学ぶ洗濯オンラインPART1導入編 洗濯とは何か?】
開催日
2023/07/15(土)10:00〜11:30
受講料 5,500円 ※税込み
※こちらは「Zoom」を使用した、オンラインでの開催となります
詳細お申し込みはこちら
▶https://sentaku-yuichi.shop/items/63bbc0d0429351554c135d5e