【ざこば・宗助・佐ん吉】≪米松落語会≫【鶴光・鉄瓶・松五】(順不同) | 黄昏亭銀三の ≪おもろ楽しや寄席三昧≫

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黄昏亭銀三と書いて
【たそがれていぎんざ】と申します。
管理人自らの寄席紀行。

あと、少しのお笑い全般の話を少々・・・。
但し・・・あくまでも趣味の範囲で・・・
以後御贔屓御鞭撻の程、隅から隅までずいと
御願い挙げ奉りまする

さて行って参りました、道頓堀角座で行われました、角座月夜はなしの会≪米松落語会≫
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米朝事務所と松竹芸能の交流戦でありますこの落語会、平成十六年から【B1角座】で
双方の若手噺家さんの交流戦と開催されておりましたが、この度角座復活と共に復活しました。
 
席は自由席でしたが、まずまずの好位置をキープできました。
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出演順は各一門交互でのご出演です。
【演目】 イメージ 5
笑福亭松五【松竹梅】   
 桂 佐ん吉【手水廻し】
笑福亭鉄瓶【替り目】
 桂 ざこば 【しじみ売り】
     ― 中入 ―
 桂  宗助  【蔵丁稚】
笑福亭鶴光【竹の水仙】
 
開口一番は笑福亭から松五さん。よくこの噺を掛けられてます。初めて松五さんを拝見した時も
この噺でした。細かいギャグも入り、楽しかったです。
二番手は米朝一門の佐ん吉さん。この噺は初めてです・・・というより米朝一門の噺家さんでは
あまり当らないのは気のせいでしょうか。しかしながら大変描写も楽しくおもしろかったです。
続きましては鉄瓶さん。平均夫婦が出てくる噺をよくされます・・・というかよく当たります。
今日はお酒の噺でしたが、酔うてる姿が【ザ・笑福亭】でした。
どなたに習いはったんでしょうね。松枝師匠かなぁ?
さて中トリはざこば師匠。恐らく今日もあれやろなぁ・・・と思ってたら予想通りの『しじみ売り』
前回もう今シーズン最後かなぁと思いましたが、今週冷え込みましたので、状況はバッチリ。
さぁ4回目のしじみ売りや如何に・・・良かったです。次どうくるか分かってましたがが、良かったです。
なりよりも今日初めて【サゲ】まで聴きました(^^)聞く度にだんだん染み入ります。
短めの中入り後は、宗助師匠です。上方落語界の【三大鼻濁音】の御一人です。とはいっても
僕が勝手に言ってるだけですけれども。
今日の噺は蔵丁稚。芝居場面が多いので、芝居心がないと難しいと思いますが、
この御師匠さんは芝居としても楽しめるほどお上手です。
(といいつつ本物の歌舞伎みたことないんですけども(^^;)
あと丁稚も可愛らしいので、この方の丁稚噺は大好きですので今日はほんと良かったです(^^)
さて大トリは鶴光師匠、御存じ『竹の水仙』毎度のことながら、その時々のギャグを織り交ぜながら
(時代考証なんというお堅いことは抜き(^^)
大変おもしろく聴かせていただきました。後ろに座ってらっしゃったお客さんも
「今日は竹の水仙聴けてよかったぁ、久々に聞きたかったねん」と仰ってました。
最近は地噺を結構掛けられるので、当らなかったんでしょうね。良かったです。
しかし僕としてはいつか『木津の勘助』を聴いてきたいですが、なかなかこちらの出番少ないので・・・。
 
さて盛況のうち御開きと相成りまして、呼び込みのお姉さんがたに見向きもせず、
帰宅の路につきました。
さて、次回の寄席紀行は13日の笑福亭たまさんの微笑落語会でお目当ては『たちきり』
昨年末の『芝浜』で独自色を発揮されたたまさんが、屈指の大ネタの『たちきり』をどう料理されるか
大変楽しみです。他『寿限無』『鉄砲勇助』、智六さんと三幸さんも出演されます。
楽しみ楽しみ・・・ではまた。