今年もしょうもない話題を綴ってゆきますので末永くよろしくお願いします。
さて新年一発目という事もあり、ちょっとはマシな話題を・・・
今回は、ゲームではめったに感動しない私が、不覚にも感動したゲーム達を紹介です。
(動画は他所から拝借しました)
昔のゲームが多いのは、私が今や子供の心を失ってしまったのか、
それとも制作会社が子供の心を失ったのか、
どっちでしょう・・・?
<ドラクエ2 エンディング>
前回紹介しましたが、バランス崩壊の凶悪難易度のおかげでラスボス撃破の感動ひとしおでした。
それとあの例のエンディングテーマ・・・これで涙腺崩壊です。
<ドラクエ4 エンディングで帰ったら一人>
このゲーム、最初別々の仲間たちが徐々に運命の元集結して世界を救う為に協力するという内容ですが、
主人公の勇者がかなり悲惨です。
スタートからして、故郷の村で成人した主人公が敵の襲来を受け、幼なじみ含め全員皆殺し、
幼なじみがかくまってくれたお陰で生き延びた主人公一人が復讐に旅に出る・・・といったもの。
最後は皆んなの力で魔王を撃破しますが、気球で各々の故郷に仲間を送ると、他の仲間には出迎えてくれる家族達がいます。
ですが最後は一人主人公だけが残り、寂しく誰もいない故郷に戻る・・・(ここが切ないピークです)
世界を救ったのに自分は一人ぼっちという切なさ。
(最後には映像の通りハッピーエンドになりますのでご安心を)
PS
勇者一人の時のフィールドの曲もかなり切ないです。
<ドラクエ5 パパス死亡~>
そもそもゲームスタート時に親父と旅なんてイカしてます。
しかしその旅も途中にて主人公の将来の敵に襲われ、パパス息子を庇い凶弾に倒れます・・
そしてそのまま主人公(子供)は敵の強制労働施設に拉致され10数年強制労働・・・
これ、あまりに厳しい幼少時代です。
ちなみに後年の主人公は幸せな結婚後に敵に石にされ、これまた数年・・・
でもドラクエの主人公はどれも寡黙(設定上あたりまえですが)
淡々と運命を受け入れ、最後には世界を救うのでした。
<聖剣伝説 アマンダ>
17分くらいからドラマが始まります・・・
これ、ゲームボーイ版の白黒画面でチマチマしていますが、
このチマチマの中のドラマが熱いです。
詳しくは忘れましたが、こんな感じだったかと。
主人公がコソ泥のアマンダ(女)に大事な物を盗まれ追っかけると、
実は弟?を誘拐されて脅された為にしかたなくやったとの事。
弟救出の為に一緒にメドゥーサ退治に向かい最後に倒すも、
メドューサの攻撃をアマンダが受け、徐々にメドューサ化してゆく・・・
必要なメドューサの血はアマンダを殺して彼女の血を入手するしかなく、アマンダは自分を殺せと言いいます。
徐々にメドューサ化されてゆく中、主人公は最後に涙を飲んでアマンダに剣を・・・
実はこの最後アマンダを殺さなければならない所ですが、
ムービーとかではなく実際にプレイヤーがボタンを押して剣で殺さなければなりません。
(ちなみに殺さないと先に進みません)
画面にするとショボいドット絵の主人公が剣を降るだけですが、自分が行動するとなると話は別です。
「す、すまぬ・・・!」と詫びながら断腸の思いでAボタンを推す私(当時)
やるせない気持ちで一杯でした。
<聖剣伝説 マーシー>
こちらも17分くらいからドラマが始まります・・・
すいません、もう一場面聖剣伝説から・・・
終盤の塔(?)を登る時に道中を共にする事になった変なロボットのマーシー君(セクハラで捕まった人ではありません)
一緒に協力しながら頂上近くまでたどり着いた時、塔が崩れ始め
マーシーの提案で主人公をまずはほり投げ対岸に、その後自分もジャンプすると。
その通りに主人公を無事対岸にほり投げた後、一言。
「ワタシニジャンプキノウ ツイテマヘン」
なんじゃそりゃー!
ロボットのくせにお前は男だぜ・・・
「ば、ばかやろう・・・」つぶやく私(当時)
崩れ行く塔とマーシーを見送るのでした。
<MOTHER>
このゲーム、どこの場面が特別に、という訳ではないですが、
ところどころでウルっときます。
お母さんが好物の料理作ってくれたり、
お父さんがお小遣いを振り込んでくれたり(終盤あり得ない額を振り込まれますが・・・)
なんだかホっとする、そして少し切なくなるゲームです。
スタンド・バイ・ミーばりに、徒歩では無茶な距離のトンネルを歩いて隣町まで行ったのもいい思い出です。
余談ですが映画スタンド・バイ・ミーの終わり方は映画の中で一番好きです。
<クロノトリガー ロボット>
またもやロボット。なんかロボット系にもしや弱いかもしれません。
未来の場面にて、人間を抹殺する為に作られたロボットの中で、人が殺せないできそこないとして、
仲間ロボット達にボコボコにされる場面でウルっと。。。(ほんまにボコボコという表現がピッタリです)
あとは大昔の砂漠にロボットを置いてきて復興作業をさせると、数百年後に森が見事再生していて、
ロボットは朽ち果てている場面とか・・・
ロボットならではのひたむきさがグっときます。
もしや彼はマーシー?
クロノトリガーはエンディング(達)も各種感動的でした。
中でもグッドエンディングは、もしやハッピーエンドで珍しく感動するエンディングでした。
<ICO エンディング(最後除く)>
唯一最近(といってもPS2)からランクイン。
最後のラピュタの最後を彷彿させるお城崩壊。
素晴らしい曲が流れる中に一人少年は城を脱出します。
とても印象的なエンディングでした。
・・・一番最後を除いて!
最後の場面は蛇足です・・・なんでもハッピーにすりゃいいという訳ではありません。
あそこはカットしてほしいなぁ・・・
こう並べてみると、私はどうもハッピーエンドはあまり好きでないようで、
救いがたい、これぞ人生みたいなのに心うたれる模様です。
しかし最近のゲームはCGや映像表現に頼りすぎていて、
そこに持ってゆく演出やら人の心の動きに乏しい気がしますねぇ。
ドット絵でも演出次第でこのように十分にドラマになりますよ!