バーフバリのプラバース主演映画が新たに封切り!というので、四の五の言わずに観にいった。月曜日の二子玉川ライズで鑑賞者はたったの6人! 全員エクゼクティブシートに着席である。封切り4日でこの客の入りは一体?というところだが、映画COMのレビュースコアは3.4と低迷している。上映時間が長すぎて、かつストーリーについていくのが難しい(登場人物、勢力が非常に多い)点が忌避されたか。RRR封切りの時のようなテレビ地上波での取り上げもない点も預かっているかもしれないが、私の評価は高くて7.5/10。
 


 粗筋はこう。

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 盗賊を生業にする部族によって建国されたカンサール。10歳の少年デーヴァは、王の息子である親友ヴァラダのためならどんな相手にも立ち向かい、必ず倒してきた。一方のヴァラダも、自らの領地を犠牲にしてデーヴァと彼の母の窮地を救う。デーヴァは「名前を呼べば、必ず駆けつける」とヴァラダに誓ってカンサールを去り、母とともに辺境の村に身を隠す。月日は流れ、カンサールでは王位継承を巡る骨肉の争いが繰り広げられていた。各陣営が世界中から凶悪な傭兵たちを集めるなか、ヴァラダから助けを求められたデーヴァは、かつての約束を守るためカンサールへ舞い戻る。
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 以下感想。ネタバレはしません。(ちょっとだけ匂わせます)

・この作品の登場勢力を解説してくれるサイトを探しているが、みつからない。
・時系列が、少年時代→今→2017年と推移するが、時々行ったり来たりがあるので、追随が大変。
・2017年時点では粗筋の「各勢力」は私の観る限り4つに分かれるが、今はどうなっているのか分からないまま。
・インド人男性モブが物凄い人数で主人公に殺されます。北斗の拳みたい。町の成人男性が激減したのではないだろうか? 殺しに入る前のタメが非常に長くて、観ている方がしんどい。ここまでタメなくてもよかったんじゃない?
・プラバースが相変わらずの威厳というか存在感。今回は友人としての立ち位置かな、と思ったのだが、王は部下だと思っても王だったし(サーホー)、友達だと思っても王だった(今作)。とことん王。
・この作品は前半でしかなく、いつ公開されるか分からない後半を待つしかない、という酷い扱い。耐えられん。
・同行視聴した妻(悪人殺戮系が大好きというタイプではない)も、楽しんでいた。殺しが変な表現だがきれいだったからみたい。『全員チョーカー(極太ネックレス)やブレスレットの付け方がオシャレ。シャラシャラ音も各所で効果的に使われてて良かったと思いました』とのこと。

 



 視聴を推奨します。公開期間が思いの外、短そうなので、劇場に速やかに行くべし。