総括編で「惨敗した」と書いたが、ラップはこうでした。

 

-  5 3203        (信号待ちで2分、とんだ)
-10 2756   5959    (振り返ってみれば、調子に乗りすぎ)
-15 3532 13531    (久里浜のエイドで焼き鳥3本いただき、長逗留)
-20 3013 20544    (歩道走行がいやだが、ペース維持できている) 
-25 3648   24232    (ここから強烈な登りが登場)
-30 4145   32417    (アップダウン続く)
-35 3724   40142    (城ヶ島へ。距離調整なのか階段を下りる場面があり、疲労)
-40 3738   43920    (海南神社のエイドで品数制限があり、めげる)
-45 4954   52914    (油壷エリア、海岸でくつろいでいる地元富裕層がいた)
-50 4413   61327    (以前のゴールだったソレイユの丘を通過。手前のエリアでバスに乗りたくなる)
-55 4118   65444    (海岸沿い。元気であれば目に優しいところ)
-60 5043   74528    (最後のエイド。マッサージを受けた。その後、丘越えで結局疲弊する)
-63 2759  81327    (丘の上からは雄大な景色。東京湾が湖みたい)   

 

 奥熊野100キロの63キロ地点のタイムよりも悪い。思い出したが、2019年の仕上がり7時間12分も当時の走力からすれば100キロの63キロ地点タイムよりも悪く、要はひどく走りにくい走路で足が削れてしまって、タイムがとめどもなく悪くなった、ということだろう。

 

 開催が土曜日というのが、勤務のある人間にとっては微妙に痛い気がする。この週は本当に業務が混み入っていて、疲労が残るままのレースになってしまった。前日せめてマッサージを受けておきたいな、と掛かりつけの整骨院に行ったのだが、ひどい混みようで断念。セルフケアで臨んだが、効用イマイチだったと思う。

 

 レース前、レース中、レース後で印象に残ったことを披露する。

 

・私が出走したのは63キロB(8時スタート)。地元の人は7時スタートのAを選ぶようだ。8時スタートでも始発電車での移動になる。東横線の車中が酒臭くて、気分が悪かった。(この現象は山に行く時に田園都市線の下り乗車でも見られる現象。これを回避したいなら、埼玉方面に行く上り電車を使い、奥武蔵で練習するしかない)

・三浦海岸で結構な数のランナーが下車。皆さん、トイレ、コンビニに寄ったようで、私は早目の会場入り。ちょうどAがスタートしたところだった。結果としてスタッフは走路整理に気を取られて、来場者へのガイダンスがほぼなく、私はどこが会場か直ぐには分からなかった。人の賑わいがあるな、と寄っていったら、ライフセーバーのイベントだった。

 

(三浦海岸から東側を臨む)

 

 

(曇っているが房総半島が良く見通せた)

 

・砂浜にある会場で出走確認やゼッケン等の受渡し。メールで受信した参加案内とマイカップを見せる必要があり、後ろの列の人は苛立ったかも。

 

(スタート会場、列が伸びている)

 

・私は早々にスタート列に並ぶ。この大会、グロスタイムでしか計測しないので、後ろに並ぶとそれだけ損、それが気になる人は早めの動きをするしかない。

 

・MCさんが熱心に盛り上げ、海南神宮の宮司さんがお祓い。この方はサブ3ランナーという。7時半頃、Aグループの遅刻した人達がバラバラと出ていく。直ぐに追いつきそう。

 

  

 

・まずは久里浜方面に移動、逆風がかなりきつい。歩道が狭い。4キロ過ぎの信号で2分待ちがあり、めげる。

 

・6キロぐらいのところで、先行するAの人達と行き会う。歩道が狭いので気を遣う。。。暫く進むとハイペースの100キロのランナーも出現する。走りが非常にしっかりしていた。

 

・Aの人達全員と行き会ってからは走りやすくなった。久里浜で折り返しになり、前後の間隔が分かる。いい感じでは走っていた。往きの東横線で見かけた年配ランナーさん、ボトルポーチ、リュックもないままで「この人、実力者?」と感じたのだが、折り返しでははるか後方から現れた。私の「眼」も大したことがないな。

 

・エイドで焼き鳥3本をいただいたのは折り返し後のこと。大変美味しく、この後のエイドへの期待も膨らんだが、この期待は外れた。。。前回参加時にあったカレースープとか卵かけごはんとかは影も形もなかった。

 

・海岸線を気持ちよく走るが路面は悪い。前回は30キロで足が売れたが、今回は前回よりも手前の距離でもっと路面が厳しくなるので果たして?と懸念していたところ、案の定、20キロ過ぎからペースダウン。

 

(剱崎方面を臨む)

 

・20キロ過ぎから坂道が出現。前回は走ったはず、と思い出すものがあるし、最近、坂道練習や階段急速登り等をこなしているので、走り続けたいが、先のことを考えると意地になるのも変だよね、と戦略的歩行を入れる。こういうことは以前はしなかったのだが、劣化が出ている。

 

・坂を上り切った23キロ過ぎから距離調整の折り返しがあり、折り返し地点にはエイドもあるのだが、無駄な走りをしているような気がする。これ、端折りたくなる人、いるんじゃない? また前回参加時には頻出したバスによるワープ利用者は今回は見かけなかったが、冗談で「これ乗ると楽だよ~」と言っている人は結構いたかな。

 

・風車が回っていて、何となくだがスコットランドを思い出した。この辺にリンクスゴルフコースを作れば、凄い人気になりそう。

 

・城ヶ島エリアに入る。観光客が多い。いい感じですね。こういう休暇を過ごすのはよさそう。近所で車がないとしんどいけど。

 

 

・灯台のふもとにエイドがあり、皆さん、補給、手洗い、被り水に励む。被り水可能箇所が案外ないような印象。

 

 

 持参のメダリストを服用するが、疲労が強すぎて、即効性を感じない。また右足底に靴擦れを感じる。最近、靴擦れがj頻発するのが不思議。以前と同じ組み合わせのシューズと中敷きを使っているのに。ソックスの滑り止めがダメなのか、靴擦れ防止ジェルを仕込むべきだったのか。多分、両方が原因だろうか。

 

 

 

・相模湾がきれいです。

 

 

・この辺からAの人達と競り合う場面が出てくる。前回も同じ状況があったみたい。私、突っ込みすぎな馬鹿なレースをしているのかも。

 

・信号待ちの度に、身体がかちんかちんであることを認識する。不思議なのだが、翌日には痛みや硬さは消えている。普段のストレッチの効果なのだろうが、どうせなら効果はレース中に発現してほしいです。

 

・三浦海岸行き、三崎口行きのバスが頻繁に通る。乗りたいよ~ これ、完走してもそんなに感動しないんじゃない?という気がするのである。

 

・そこをどうにか堪えて、ソレイユの丘までたどり着く。写真では良く分からないかもしれないが、花が咲き誇っていた。エイドがあるのだが、周りの人達はヘトヘトになっている。

 

 

・そのまま海側に降りて、またも距離調整の折り返し。疲労感が増幅する。

 

・北上して、渋滞で有名な林交差点で右折して内陸へ。直ぐにエイドがあり、皆さん最後の補給に励む。椅子に座り込む人も多数。私は座る代わりにマッサージを受ける。タイムはもう壊れているので、せめて気分よく残り距離を消化したい。

 

・ここから登りで、結局はしっかり走れない。トップのところの眺望はさすがによかったが、撮影意欲がなかった。

 

・最後は下り。「海だ~」と勢いよく走っていく人がいたが、私は気分が下がっていて、そういう感じではない。

 

・砂浜に急降下する感じでゴール。これ、結構、危ないのでは?とか思った。(走りが不満なので、何でもネガティブ評価になってしまう)

 

 砂浜に広げられたブルーシート上で着替え。着席できないまま、というのが引っ掛かったが、砂浜なのでやりようもないか、と思いつつ、ゴール後の給食を各種いただく。汗がまとわりついたところに、潮風で吹かれて感触が悪かったので、早々に撤収しました。

 

 三浦海岸駅そばには飲食店が複数開業していて美味しそうだったが、そこはパス。そういえば、この駅って、三崎マグロ将棋大会会場の最寄り駅だよね(巨大マグロを一体、もらって往生したことがある)と思い出した。

 

 振り返って、この調子で劣化すると、9月の秋田内陸リゾートカップの帰りの飛行機に無事搭乗できないかもしれない。。。と危機感を募らせている。このところ、朝ランが終わった段階で息も絶え絶えになるまで追い込めないことが多い。コースを固定させて、毎回タイムトライアルにする方がいいのかもしれないか。何かに追い立てられるような情動がないと、この下りのスパイラルが止まらないように思うのである。