富士登山競走にチャレンジしていた頃、丹沢大山にこの時期、行くのが恒例だった。確か2014年から2019年までは年1回は必ず行っていたと記憶している。コロナの2020年は行けなかったが、2021年にも踏破し、同年7月の志賀高原トレイルの仕込みとした。この頃までは登坂能力維持に心掛けていたようだ。しかし、22年、23年はトレランを全くせずに終わり、ランナーとして必要な能力を失ったか。ウルトラマラソンに必ずついてくる激坂への対応が行き届かなくなった。

 

 今年は気合を入れ直そうということで、この5月、6月は山に出来るだけ通おう、まずは第一弾は丹沢大山だよね、ということで4日に出かけてきた。鶴巻温泉から一直線に大山に上り、女坂経由で降りるスタンダードなコースである。塔ノ岳ピストンとは違い、序盤は低山を登ったり下ったりで、程々に走れるのがセールスポイントで、終盤はひたすら登るだけになるのだが、岩をよじ登る感覚になるところもあり、それなりの難度ではある。

 

 

 しかし、GWだと家族連れがハイキングのノリで登ってこられる。。。小さいお子さんには相当に難しいと思うのだが、この子達がぐずったらどうするのだろう? そもそも女坂から上にはトイレもない。他人事ながら心配になるのだが、これは毎年のこと。大トラブルを聴いたこともないので、皆さん、それなりに折り合いをつけているのだろう。

 

 

 私が下山する時間帯に登ってくる人達が「こんにちわ」とあいさつするのも毎度のことで、これは登山者の安否確認の意味も含んでいるという解説を読みもする。私自身はこの習慣の実効性には懐疑的だし、午前中になぜ「こんにちわ」?と思う皮肉屋の心情もあるのだが、この日の私はとても心が穏やかでいちいち「おはようございます。お気をつけて。」(こんにちわ、とは言わない)と返していた。

 

 

 衰えたりといはいえ、今でも私は大抵の人よりは段違いに速い。それでも別格の人々は何人か見かけるのもこのコースならでは。鶴巻温泉発進は午前7時頃なのだが、直ぐに下山してくるご婦人がおられ(この方は朝の散歩だったのかもしれないが)、さらに丹沢大山方面から高速下山してくる男性が数人。足取りが非常に軽くて、模範にならない水準である。一体何時にスタートしているのか不思議でならない。電車、車両を使っていないのだとすると、スタートまでそのまま走って戻るのかな。まぁ、できないことではないのだが。。。いついっても、この種の超早朝超高速トレイルランナーを目撃するのである。

 

 変わったことといえば、林道が整備されていたこと、林業がリアルに行われていることで、これは以前はなかったことである。この林道整備が完了すれば、登りやすくなるだろう。

 

 

 防虫対策はしていったが、例年になく蟲が多い印象であった。カメムシ大発生の報もあるので、変ではないかもしれない。

 

 富士山はいつも通り。皆さん、一息を入れて撮影をしておられる。

 

 

 ここも例年通り。カセットコンロでお湯を沸かしてインスタントラーメンを楽しんでいる人々がそれなりにいた。私の給食はパワーバー2本だけ。。。

 

 

 伊勢原駅近くの定食屋、麻釉は健在。写真はコロッケメンチカツランチで660円!!! 今のレートだと4ドルちょっとか。安すぎる。なおご飯は普通盛でこのサイズ、大盛だとタワーになる。

 

 

 変わっていることといえば、私の能力で、2019年は既に劣化が始まっていたが、それでも4時間4分、21年は4時間27分、今回は4時間34分。なお途中でルートを間違えている(アホですね・・・)のにこのタイムだから悪くはないとしても、劣化は劣化。ただ、今年に限って、下山は割と上手く処理できたようで、2日経過の現時点で大腿四頭筋は痛いは痛いが、激痛とは程遠く、成果として喜んでいる。

 

 8月まで隔週くらいで山に行けたらいいなぁ、とは思い、ルートを色々と検討もしているのが案外楽しいものである。

 

※なお、途中でノースフェイスのトレランシューズ(使用歴10年)のソールが剥がれたので、アシックスのトラブッコを購入した。次の山行には起用するので、レポートしたい。