ゴジラが絡む「モンスターバース」シリーズの通算5作目。私は「キングコング:髑髏島の巨神」を観ていないし、第1作はネットで1回視聴しただけ、前作の「ゴジラvsコング」はIMAXで視聴したが、うーん、、、メカゴジラだと私ダメなんですよね、直ぐに忘れた。さらに言えば、コングも思い入れがない。だって、アトミックブレスを吐けるゴジラに生身のコングが対抗できるわけないのですよ。設定が既に無理無理。そこを押し潰さないといけないのがしんどいです。「キング・オブ・モンスターズ」が、東宝怪獣四体がハリウッド進出、ど突き合いをしていて、何といっても楽しかった。あの作品だけは何回も鑑賞しています。 ラドン万歳!

 


 そういうネガティブを抱えて視聴したのだが(上映時間帯の関係で2D視聴に留まる)、怪獣プロレスではあって、若干笑いながら鑑賞もできた。このシリーズに思い入れのない妻も「面白かった」といっており帰宅後Youtubeで本作の賞賛レビューを視聴して、手を叩いて喜んでもいた。私の評価は7/10。映画COMのスコアはあまりよくなくて、3.4。日本版ゴジラの世界観の人には合わないでしょうね。

 



 粗筋はこう。
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怪獣と人類が共生する世界。未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。
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 以下、レビュー。ネタバレの意味もないが、自然と漏れ出るところはあるくらいのものなので、ネタが少しでも分かると嫌な人は回避してください。
 
・本編上映前に「猿の惑星」「マッドマックス」「バッドボーイズ」等の予告編があるのだが、雰囲気がこの映画と猛烈に被る。一日で十分以上の猿を見たわ。暫く猿はいい。動物園もいかないでいいだろう。
・後半は怪獣達が戦いまくる。無重力の戦いもあり、笑える。
・ゴジラが俊敏。走るし、ブレンバスターを使う。
・敵の親玉(スカーキング)が弱いか。「偽の王」と序盤で呼ばれているが、この呼称は前々作でキングギドラにもあてられたことがある。どうみてもキングギドラの格ではないよね。。。
・出てくる怪獣を表現すれば、コングは器の大きいガキ大将、ゴジラはヤンチャで苛ついている中二病、モスラは超大人、スカーキングはヤンキーの高校生、シーモは可哀想ないい子、という感じ。
・人間も出てくるけれど、どうでもいいかな。
 

 馬鹿を極めればそれなりの興行成績も出せるってことでしょうか。鑑賞していやな思いはしないので、GW中の時間の使い方としてはお勧めです。