1時間ちょっと前に名人戦第2局が終局。終わり方が唐突すぎて、観戦側の感情が追いついてこないのだが、序盤の劣勢を跳ね返して中盤以降互角以上に進めてきた豊島が最後に力尽きてしまい、藤井に押し切られました・・・ということか。第1局を鏡でみているかのようだ。

 

 とはいえ、2局連続でこの品質の激闘を展開した豊島の評価は下がらない。今の将棋界で藤井相手にこれだけの勝負をできる棋士は希少である。特に中盤の角のダイナミックな運用は第1局を彷彿とさせ、アマプロを問わず感心した人は多いだろう。

 

 それにしても1図で自陣の金に手がいってしまったのは何故なのだろう。今更受けても受け止められないことくらいは判断できるはずだが、極限だったか。

 

 そして藤井はそういうミスは逃さない。手前の局面で若干判断ミスはあったかもしれないが、最後の最後はキッチリ締めるのである。2図の桂打ちが詰めろか。さすが。

 

 

 詳細感想は明日にでも。このところ濃厚な将棋が多く、堪能感がすごいことになっている。