昨日今日で行われた将棋名人戦は、中盤から後手番豊島の工夫が実って形勢をリードしたが、終盤の着陸に失敗して大逆転。藤井の先勝となった。

 

 取れる金を取らずに玉頭でアタックをかけた香車打ちが大落手で先手玉が5七に逃げ出してしまい形勢混沌。この手はノータイム。残り時間が17分もあったのに・・・・AIの評価値はまだ豊島側に80%までは振れていなかったように記憶しているが、勝ちやすさという点では人間感覚では直前局面は90%越えレベルだったはず。その直後、再度、豊島にミスがあり、形勢は混沌から藤井優勢に推移する。この間、せいぜいが10分未満の出来事。王座戦対永瀬戦クラスの逆転勝ちではないか? 

 

 それにしても最後の仕上げは美しかったなあ。。。

 

 

 最後でひっくり返るのは対藤井戦でのあるあるとはいえ、豊島の後手番での工夫、方針の一貫性、指し手の安定度は高品質だった。腐らずに第2局以降の善戦をしてほしい。

 

 詳しい感想は明日、まとめさせていただきます。