もう少しだけ東京マラソン関係ネタを書きます。

 

  2023年度後半のフルとハーフはナイキのVIPERとミズノのウエーブレべリオンフラッシュの二頭立てで臨んだ。VIPERはほぼ評価が固まっているが、レべリオンは新たに表れた厚底シューズの一角くらいの位置付けで評価が定まっているといえない。

 

 公式ページには

 

■ソール
ミッドソールフォームは間にグラスファイバーで強化されたナイロン製のWAVE PLATEを挟み込む2層構造。上層にはWAVE REBELLION PRO 2と同じMIZUNO ENERZY LITE+を初搭載し軽量ながら優れたクッション性と反発性を発揮。下層にはMIZUNO ENERZY FOAMを採用。反発性は抑え目でも、より柔らかいので「高反発なシューズでレース後半の失速が課題」になっているランナーに特におすすめです。間に挟まるプレートはカーボンプレートではなく、より足に優しい設計になっています。前足部35.5mm・後足部36.0mm(27.0cm)の厚底ながら扱いやすい厚み。フルマラソンレースからスピードトレーニングや距離走にもおすすめ。

■アッパー
アッパーはレーシングラストのフィットに軽量なエアメッシュを搭載。インナーストラップも配置することで、高速レースでもアッパーの伸びを抑制します。
 

とある。

 

 このシューズを購入した理由だが、航続距離にある。VIPERだと300キロでカーボンプレートの反発力がなくなるといわれるが、こちらは倍は大丈夫だという触れ込みをミズノのイベントで教わったのが去年の1月のこと。購入したのは昨年8月、まずまず価格が下がっているのが分かったからである。ハーフで試してみてからフルでの起用を考えることにしていた。

 

 シューズがイマイチなのか、走力が落ちているのかは不明ながら、昨年11月、12月の世田谷246、MINATO CITY、丹沢と3連続でハーフに起用して、前年度対比でタイムは悪化。不安を抱えたまま12月のはが路(フル)に投入したところ、強風もあって大惨敗。MINATO CITY終了後、インソールを入れたが靴擦れが生じて、1月に別のインソールに更新はして、30キロ走を順調に走ったことはあったが、実戦で再起用をするだけの度胸もない。勝田、東京はVIPERで戦い、まぁまぁ、となった。真価が分かったところまで使い込んでいないかもしれない。

 

 レースでレべリオンを使った総距離は110キロ足らずに留まるが、私なりの感想を申し上げると、

 

・反発をほとんど感じない。シューズを履いてウキウキするものが少ない。

・カーボンプレートと比較して、姿勢がぶれることは少ないような気がする。但し、勝手に前傾を作ってくれて自ら動き出すという感覚もない。

・いってみれば大人しいシューズ。

 

ということになる。対してVIPERは今の時点でも勝手に前に身体が進んでいく感覚があり、速度だけならこちらを取ることになるなぁ、というのが素直な所見だ。24年度もハーフで試してみて、具合がよければ再登板させるか、というところだろうか。

 

 なお、ミズノ東京で更新したインソールは別の練習用シューズにはめ込んで、踵保護に活躍してもらっている。

 

 東京マラソンのエキスポでシューズメーカーが多数出展していたが、レース直前でないタイミングで同じようなイベントをしてくれれば、3時間くらいは比較検討できる。オフシーズンにそういう機会をメーカー共同で拵えてくれることを強く希望する。