少し遅くなりましたが、勝田マラソンの振り返りです。
私はフルマラソンを45回走っている(全部完走)が、今回の出走で勝田は10回目になる。特急に乗ってわざわざ常陸那珂まで行くのは合理的かどうかという視点はあるが、
・ややアップダウンがあるものの、辟易するほどではない。
・沿道のほぼ途切れない声援
・合理的な参加費、容易なアクセス(駅から徒歩10分、送迎バスあり)
・手厚い公式、プライベートエイド
等の品質は素晴らしく、私の評価は9/10。これ以上の大会は東京マラソンしかない。(関東以外のフルマラソンは大阪しか知らないのではあるが)
私のパフォーマンスはこう。
Start 00:00:50 10:30:50
5km 00:24:09 0:23:19 10:54:09
10km 00:47:08 0:22:59 11:17:08
15km 01:10:53 0:23:45 11:40:53
20km 01:34:46 0:23:53 12:04:46
中間 01:40:04 0:05:18 12:10:04
25km 01:59:05 0:19:01 12:29:05
30km 02:23:40 0:24:35 12:53:40
35km 02:48:26 0:24:46 13:18:26
40km 03:13:33 0:25:07 13:43:33
Finish 03:24:17 0:10:44
NET 03:23:27
順位遷移はこう。
スタート:1507/5キロ:1971位/10キロ:2039位/15キロ:2164位/20キロ:2239位/ハーフ:2245位
25キロ:2225位/30キロ:2182位(反転攻勢きた~)/35キロ:2100位 /40キロ: 1998位
ゴール: 1947位(2.195キロで50人抜きですよ!)
前半を溜めて、後半に盛り返したことが良く分かる。全盛期もこういうレース運びだったので、タイムの劣化はともかくとして、納得はできている。12月の「はが」で4時間超をやってしまったことを踏まえると、上々だ。
1月上旬の西東京30キロもいけていなかったので、練習方法を修正して、体幹練習/縄跳び/ボディコンバット+トレッドミルでキロ4分走のインターバルに時間を割いて、身体のキレ強化に努めてきた。それが功を奏したか。3月の東京に向けて、特にトレッドミルインターバルは重点的にやりたい。怠けるとマシンから落下してしまう恐怖感故、実に一生懸命走る。身体の動きのメリハリをつけてくれる練習になっている。
この日は初めて勝田駅着を8:55に後ろ倒し。以前は8:15前後着の特急を使っていたが、早く着いても寒いだけだし、と再考。また駅から徒歩で会場入りするのも初めて。このところ良くないレースばかりなので験担ぎ。だから朝の商店街を通るのも初めて。
朝のゴール前エリア。
恐竜の着ぐるみで走るのか。。。他にDブロックで下駄で走ろうとするウルトラマンコスプレランナーも目撃した。
この中継、誰がみるのだろう?
スタート地点には10時前に移動。私はDブロック。初参加の時は陸連特権でAだったのが、2回目からはそれもなくなり、ほぼBブロック。この大会は20年の3時間11分の記録で出ていて、当時の順位は600位だったはずだが、ここではDブロック。ここまでランク落ちするようなタイムか? 但し、今はA、Bブロックの人数は少ないという。
待っている間、商店街から事前に録音した女性の歓迎のアナウンスが繰り返されているのが聞こえた。この大会は名物MCおじさんがいるのだが、アナウンスが全く終わらないのにむかついたか、「早く放送をやめてください!」と何回も呼びかけていた。以前はこんなに怒りっぽかったかな? クスッとなった。
レースの展開はこんな感じ。
・入りの1キロが4分40秒未満。私の場合、入りで体調が分かるのだが、好調を感じた。
・そのまま流していく。地面を柔らかく捉えている感触が10キロ過ぎまで続く。
・Hブロックのゼッケンの若いランナー達が相次いで追い越していく。『最後まで持たないでしょ・・・』と予想したが案の上で、30キロ過ぎに追い越した。緑のランシャツの男性は歩いていましたな。
・7キロくらいから意図的にペースダウン。この日は3時間半を切れば御の字と思っていたので、キロ4分50秒でも構わない。実際には落としても4分40秒台ではあった。
・風は微風のはずだが(発電所の冷却塔から放出される水蒸気をみるとややたなびくくらい)、体感ではもっと力があったような印象。
・14キロ過ぎに毎年、ご馳走を提供するエイドがある。私は怪我を押して参加した2017年しかお世話になっていないが、過去はナポリタン、唐揚げを出していたことがある。今年はコロッケだった。驚愕もし、食べられるランナーを羨ましくも思った。
・27キロ過ぎの牛乳エイドも健在。今年は少し進んだところに空き瓶入れが設置されていた。であれば、来年はいただこうかな。
・28キロから33キロくらいまではプライベートエイドが次々と出現。楽しいところ。ただし、モノを焼却する匂いもしたのが残念。
・勝田ゴルフクラブ前の三連坂のところはエイドが途切れる。ここが辛いのよ。この辺から歩き出す人が頻出。序盤で突っ込んでいった人達もまとめて抜かせた。
・三連坂途中でスパートをかけた年配の男性にちぎられたが、この人は41キロ過ぎで抜かした。やはりペースアップは39キロからの大通りに入ってからの方がいいと思う。対して、やや年配の女性ランナーには少し差をつけられ、そのままゴールまで追いつけなかった。
・最後まで顕著なペースダウンはないまま推移し、40キロからはビルドアップもできて、よかったよ〜
ゴール後、荷物を回収してさてどこで着替えるかな、というところで、以前の会社で部下だったランナーと久しぶりにめぐり逢う。彼とは富士登山競走を同時期に目指したこともあり、うれしかったな。業界の話などしながら、着換えをする。
自動車できた彼と別れて、食事。駅の近くの「夢や」でボリューミーなランチをいただく。唐揚げはその場で調理したもので美味しい。シューマイは作り置き、ご飯は上手に炊けていないが、料金700円はすごい。但し、こちらは喫煙可能店。最初に座った席の隣に昼酒をチェーンスモークしながら楽しむ老人が座っており、即座に席チェンジ! この人、どういう生活しているのだろう? 少なくとも自分はこの老人よりはマシな生活をしていると思った。
(唐揚げは五個ありました)
勝田マラソン定跡で、干し芋を大量購入して家へのお土産にする。
特急から車窓の風景を見ながら帰京。水戸駅を過ぎると水戸黄門マラソン終盤の千波湖を通過。あの時の苦戦を思い出す。比較して、少しだけ復活の兆しもあり、悪くない気分の日曜日だった。