1月は私の食指が動くような映画の公開がない。前作がまずまずだった記憶のある本作であれば、と土曜日に視聴してきた。

 

 

 粗筋はこう。

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はるか昔、南極の氷河の奥深くに封印された「失われた王国」。そこには、世界を滅亡させるほどの力を持つ伝説の古代兵器ブラック・トライデントがあった。ある日、アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタがブラック・トライデントを見つけ出し、邪悪な力が解き放たれてしまう。5億もの海の生物を操ることのできる海底アトランティスの王アクアマンは、かつてない脅威から海と地上の世界を守るため、仲間たちとともに立ち上がるが……。

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 また前作のレビューはこちら。

 

 

 映画COMのレビュースコアは3.6と普通。私の評価値は6/10。鑑賞を後悔することは全くないが、1年経って思い出すかといえば、そういうこともない。鑑賞後のいい感じをもらえてよかったわ、というくらいの映画である。

 

 以下レビューだが、ネタバレはしません。まずは定跡通りの勧善懲悪、家族愛、兄弟愛の確認を特撮でまぶした作品だった。

 

 

・海中の描写はどうしても画面が暗くなりがちなのだが、本作はとても見やすい。陸上も同様で美しい風景が続く。

・海中人(生物?)の描写も楽しく、家族連れでも存分に楽しめる。

・前作で対決した兄弟のやり取りがコミカルで楽しい。これから鑑賞する人は「筋肉」「ゴキブリ」に注目していただきたい。

・ポストクレジットで弟役のパトリック・ウィルソンが再登場して、笑わせてくれる。主役のジェイソン・モモアよりも目立っているのでは? ついでにいえばウィルソンは既に50歳であの筋肉と容貌(モモアより6歳年上だけど弟役)。プロの俳優は大したものだ。

・国連加盟ということで、次作での国際平和への貢献エピソードでもあればと思うが、次作がありそうな感じもないエンディングであった。それなりに観客動員は望めそうだが。

 

 終わって「ああ、損した」ということは間違いなくないので、どうぞご視聴下さい。表題の通り、今月はいい作品が少なく、スクリーンで楽しみたい人にはよいと思う。