あけましておめでとうございます。今年も将棋、ラン、映画、若干の時事ネタを中心にあれこれ書かせていただくつもりです。また、元旦に石川県を中心に大きな地震があり、被害が出ています。お見舞いを申し上げます。ただ被害のこれ以上の拡大はないようで、政府自治体の初動もまずまずのようでもあるので、そこはよかったのではないでしょうか。

 

 さて、新年の最初のエントリーでは例年通り箱根駅伝往路を取り上げます。

 

※一覧性のよいサイトとなると日刊スポーツがよいようです。

 

【箱根駅伝】個人成績一覧 往路V青学大は黒田朝日、太田蒼生、佐藤一世で3区間連続の区間賞 - 箱根駅伝ライブ速報 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

 

【動くグラフ】箱根駅伝・往路の順位変動 - 箱根駅伝ライブ速報 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

 

 既報の通り、圧倒的優勢を伝えられた駒沢はハイレベルなレースをしたものの、青山がそれを遥かに上回り、往路新(5時間18分13秒)を達成し、2位の駒沢に3分近い大差をつけた。青山と駒沢の直接対決のスコアは4勝1敗で、この差もやむなしか。2区の途中の時点で駒沢の鈴木が気持ちよく走っていた頃はこうなるとは全く予想もできなかった。3区の青山太田の快走(駒沢の佐藤もいい走りだったが、もう少しコース取りを短縮できなかったか?とか12キロで抜かされたところで暫くは後ろについていけばよかったのではないか?とかゲーム運びが幼いかなと思うところはあったが、それがこの差に直結したわけではない)で逆転し、さらに決定打は4区の青山佐藤の序盤からのかっ飛ばし。これが11月末にインフルと虫垂炎を患った人のパフォーマンスとは思えないくらいの前掛かり振りが功を奏した。恐れ入りました。

 

 以下、雑感。

 

・城西は文句なし。但し「山の妖精」(5区の山本唯翔)に限らないが「山の○○」と呼称するのはもうやめたらどう? 悪いけれど、ダサいし、山の○○が大成したことが嘗てないので、変なフラグになってしまう。いや、5区はそれで完結しているのです、世界は関係ないです、というのであれば構わないのかもしれないが。

 

【箱根に懸ける】城西大〝山の妖精〟山本唯翔、再び5区走る「戦うのは自分の区間記録」 - イザ! (iza.ne.jp)

 

「好結果の大学」 東洋、早稲田、創価、大東文化、法政、国士館、駿河台、立教

 特に大東と国士舘が望外でしょう。※5区で大東が順位を上げているところで、解説の瀬古が「山の大東ですね。OBの大久保初男さんは我々の憧れでした」と語っていたが、瀬古が何回目かの福岡国際マラソンに勝利した時、中盤まで大久保が先行したことがあったのだが、ゴール後大久保先行について問われた瀬古が『あの選手はいつでも先にいきますから(気にしていなかった)』旨の発言をしたことを私はよく覚えています。

 

「落胆しきりの大学」

 国学院、中央、明治。国学院は1区の序盤で無理に追いかけなければもう少しはマシな序盤になっただろうとは思うが、そこをどうにかしても順位は1枚くらいしか変わらなかっただろう。中央は調整失敗のようだが、何をどうしたらこういうことになるのか不思議だ。

 

【箱根駅伝】前回総合2位・中大、まさか往路13位 棄権寸前の大ピンチだった 16人中14人が体調不良― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

 

・日体大は5区で挽回したが、それまでは全く順位争いに参加できず、存在意義がみえないまま。妻が問うには「毎年同じことを訊いているかもしれないが、なぜ体育が専門の学校なのに、毎回毎回こうも遅いの?」 返して私は「監督がパワハラで解任とかいろいろあって、スカウティングが上手くいってないのかなぁ・・・10年ちょっと前になぜか優勝できたのだけど、その時の経験値があっという間に溶けたのも不思議ではあったわ」というしかない。

 

「その他」

・先日、東農大の長距離部員が駒沢公園でジョグをしているところと行き会った。彼らはジョグでも私目線では超高速走であり、本番でどれくらい走れるのかな?と細やかな応援もしていたのだが、序盤はまずまずでしたね。2区までは上々だったが、流石に駒が足りなかったか。

・法政2区の松永、首の揺れが尋常ではなく。。。これで走れるのが驚き。

・アフリカ系の選手は概ねきれいな前傾を作れるものと思い込んでいて(元旦の実業団駅伝だと実際、そうだった)、この大会だと駿河台1区のレマイヤンが前傾が安定していたので感心もしたのだが、最後は失速。経験不足ですかね。あと創価2区のムチーニは大学2年とあるのだが、外見だけだと30歳近くにみえる。

・大学間の移籍が実際にあると聞いてかなり驚いた。出走できない期間等の設定はあるのだろうか。ナシ、であれば引き抜きも可能になりそう。

 

箱根に懸ける 創価大・吉田響は編入を経てスケールアップ 優勝へ「5区で区間新記録を取る」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

 

・日本テレビの中継は下手。3区のトップ争いの激闘が続く中、後続に焦点を当てようとするのはよいとしても、トップ交代を3回も映し損ねている。なぜワイプを使わない?と妻が苦情を述べていた。

 

 明日、駒沢がこの差を挽回するのは相当に難しいでしょう。シード争いは相当に激戦。そもそも16校がいきなり繰り上げスタートなので相互の差を認識するのも難しい。中央は圏内には入るだろうとは思うが、このクラスだと激走する選手を期待するより、レースを壊す選手が出ないことの方が大切で、平均13位くらいをキープできれば圏内に入れるだろう。あまり無茶なレースをするとそれまでとなりかねないが、各校はどういう作戦を構築するだろう。

 

 まぁ、当然ながら朝から視聴します。