日曜日に栃木県真岡まで出かけて、「はが路ふれあいマラソン」に出走した。
 

 この大会は全盛期だった2016年の12月に一度だけ出たことがあり、当時は3時間10分を潜って当然という実力なのに3時間18分になった。その時の総括感想、個人詳報は以下の通りだが、今回の大会の印象も当時とほぼ同じだ。
 

(当時の総括感想)

 

(当時の個人詳報)

 
 前回は「難しいコースでタイムは絶対によくならないが、おもてなしの篤い大会」という評価だった。今回の大会についてもランネットのレビューはほぼ絶賛モードである。が、私の評価は申し訳ないが3/10。エイドは充実しているし、SLからの汽笛応援はうれしいし、沿道は農村地帯なのにずっと応援があるし、スタートはギスギスしていないし、送迎バスは頻繁で、これらの項目は10点満点で9点は付く。しかし、私にとっては結構大きな傷が見えてしまった。まず更衣室がプール更衣室でロッカーを各自で確保してという建付けなのだが、狭いスペースに同一時間帯にランナーが集中するので大混雑。そもそもロッカーを確保できなかった人もそれなりにいて、ロッカーの上に荷物を置いている状況がみられた。2週間前の「はだの丹沢水無瀬ハーフ」(体育館確保で広々)と違い過ぎる。この状況を以てしてもストレスフリーといっている人は余程に心が広いのだろう。さらに大きな傷は40キロの間際の田畑での野焼き。あれを許容しているということ自体が信じがたい。大気汚染防止法上、合法なのか違法なのかは詳らかに承知していないが、フルマラソン当日でなくてもよいだろう。コース上を覆いつくしていて、匂いがひどい。40キロのボランティアの健康被害が懸念される。激坂をへとへとになって登ってきたランナーに対して何と優しい仕打ちだろうか? それ一点だけで?といわれるかもしれないが、他のプラスの積み重ねを全部マイナスに変えるくらいの大悪手(永瀬の王座戦での▲5三馬みたいなもの)である。ゴルフでいえば、最終日17番での3連続OBに匹敵する。なぜ「やめろ、明日にしろ」と介入しないのだろう?

 コースは2016年当時と変わっていないようだ。
 
 
 激坂振りも同様。当時は20キロとゴール前の坂しか印象に残っていなかったのだが、走力が落ちると坂に気が付くようで、今回はほとほとうんざり。
 
 
 さて、私自身だが、大惨敗して4時間8分を叩きました。いや~3時間40分、50分をいきなり越えて4時間越えの凡走を今の段階でするか~こういう状況が2023年中に生じるとは全然想像していなかった。例えるのもおこがましいが、将棋でいえば塚田や南がA級を落ちて、復帰を狙っていたところがB2に落ちてしまった、という事例とか、世界戦代表が当たり前と思っていたところが国内の自分のチームでも控えになったとか、そういう感じで、不本意極まりない。練習や基礎トレ、ケア、道具調達を全くサボっていないので、本当に打つ手がない。もっと激しい練習にしないとダメなのだろうか? ただ練習の強度自体が以前と同じものをこなせなくはなっているのよ。なお、道具調達をサボっていないといったが、ミズノ東京で仕込んだインソールがどうも擦れているようで、テコ入れをしに再度お店にはいくつもりだ。初手からぴったりとは合わないものなんですかね。。

 日曜日の真岡地方の気象データはこうなのだが、風速は体感では8M~10Mくらい。西からの風なので前半はダメージがそこまでではなかったが、折り返した後半はほぼ真正面からの風に祟られ、どうにもならない。15キロくらいで『今日はLSDモードにするしかないな』と判断したが、本当に最終盤はLSD(キロ7分超)となった。最終盤はウルトラマラソンの最後よりも疲弊してしまい、散々だった。コースから見える風景も田畑ばかりで、目を喜ばせたのはSLだけというところ。
 
 
(スタート地点)
 
 個人的にはこのレースを再戦することはないだろう。一年に3、4回しか出走できないフルマラソンの1回を激坂しかないコースに投入するかといえば、以前ならともかく今の私にはもったいなさすぎる。。。という判断にしかならない。

 レース後、宇都宮に早々に移動して餃子をいただこうと思ったのだが、午後2時半過ぎでも長蛇の列。臀部が張っているので、並ぶ意欲は1ミリもなく、宇都宮唐揚げと称するお店でしっかりといただきました。帰りの湘南新宿ライン快速がいきなり15分遅延してしまい、この日は全てがうまくいかなかったな。
 
 
 なお、今の体調だが、極めてノーマル。階段を下りるのが苦痛ということもなく、臀部の張りも程々。多分、明日はジョグもしくはバイク、縄跳びはできるだろう。昨日、ほぼリソースを使わずに終わったことを実感している。
 
 一年の最後がワーストタイムになるとはなぁ。。ほとほと慨嘆するしかないです。