今日明日で行われる将棋名人戦第4局。日曜日の対局ということで今日は朝からAbemaで観戦した。(どうせなら土日対局にしてくれればなおよいのだが・・・)

 

 戦型はまたも雁木。そろそろ角換わりの研究合戦も一段落だろうか? 午前中で早くも歩の突っ掛けがあり、昼食をはさんでの大長考で藤井が▲2六飛。この手はAIの推奨手でもあるが、他の上級者も普通に考えつくものなのだろうか? 渡辺の布陣(居玉、7一銀据置)は藤井の予想範囲外だったようだが、それでも最善手を選択できる藤井は相変わらずのパフォーマンスを示している。前局の△2七歩は稀な事象だったのだろう。

 

 渡辺は積極的に指し進めて、上記の布陣のまま仕掛けた。飛車に銀の紐がついていること、居玉であるがゆえに先手の右翼の攻撃と距離があることをメリットにしようという発想だろうか。

 

 封じ手局面ではAI評価値はやや藤井有利だが、人間目線ではほぼ互角だろう。△8八歩を空振りにさせるためにも私目線では封じ手は▲7七桂の一択だが、藤井は79分も投入して封じ手にしている。。。何か別の有力手があるのだろうか? やや訝しい。

 

 今日のAbema解説陣は佐藤紳哉、聞き手は竹部と内山で、内山は生放送聞き手デビューということ。内山がまだ小学生の頃、私は対戦したことがあり(勝ちましたよ)、あの時の女の子が今では女流名人リーグ入りし、名人戦の聞き手に起用されているのかぁ、と感慨を持って見ていた。いきなり佐藤の鬘外しにやや引いていたが、まずは無難な聞き手振りだったと思う。

 

 明日は普通に業務日なので、帰宅後フォローすることになるが、それなりに速やかなエントリーアップに努めるつもりです。