将棋名人戦第3局は土日をフルに使った対局。会場が大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」ということで、旅館と違って宿泊ピークを考慮する必要がない、高槻市が関西将棋会館を招聘するくらい将棋に熱心といった事情を踏まえたものか。いずれにしてもありがたい。

 

 私は今、怪我をしてしまっており、明日予定のトレランの大会は欠場、この週末は名人戦観戦に全振りモードである。今日は対局開始前からAbemaでリアルタイム観戦もできた。

 

 以下雑感。

 

・将棋の展開。雁木でゆっくり模様。午後の遅めの時間帯には双方が長考を繰り返し、Abema解説陣も話すネタが尽きた感もあった。渡辺の▲8八玉が相当に意外な手で、AIの評価は深刻に下がらなかったが、後手を持ちたい人が多いのではないだろうか。まぁ、現名人が一時間以上の考慮で指した以上、それなりの目算はあるのだろう。封じ手候補には▲6六銀、▲9八玉のような異筋も出ているのだが、うーん。。。▲9八玉と角筋を回避するために一手投入するくらいなら、最初から7九にいればいいのでは?とへぼは考えてしまう。

 

・対局会場は素晴らしい環境。こういう拠点をどうせなら愛知県なり名古屋市が確保できなかったのか(藤井聡太効果でタイトル戦開催頻度が上がっているのだし)と連想もした。

 

・対局開始時には側机に並ぶ人たちはマスクオフ。世話人らしい人が外すように指示をするのがみられたが、両対局者は着用のまま対局開始。対局中はマスクオフだったが封じ手局面では記録係、立会人、観戦記者はもとより両対局者もマスク着用。特に合理的な判断基準はないのだろうか。Abema解説陣はマスクオフで、仕切りもなくなり、聞き手も駒操作をしていた。こちらは分かりやすい。

 

・本対局と全然関係ないネタで恐縮です。。。高槻は阪急京都線沿線だったよね、と思い出し、そこから阪急梅田駅に連想がとんだ。私は年少の頃、阪急宝塚線沿線住民で、梅田駅からの三線(京都線、宝塚線、神戸線)同時発車が楽しみだった。今ではどうなのかな?とYoutubeを観にいくと、三線同時発車はしっかり維持されているという。

 

 

 阪急電車はこの車体のシルエット、色を半世紀以上も維持していて、実にえらいと思う。来月大阪に行く用事があるので、梅田ー十三だけでも宝塚線の車両に乗ってみようかな(真ん中なのでバトルを観戦しやすい。たいてい京都線が勝つ印象がある。)。。。

 

 新関西将棋会館は大阪の中心部から少し離れるが、京都府民にもアクセスはよく、人気が出るのではなかろうか。なんといっても阪急京都線はすごく速いので、距離程の時間はかからないはずだ。