昨日今日で行われた将棋名人戦第1局は挑戦者藤井が後手番ながら気持ちよく攻めまくり、まずは快勝。デフォルト視される名人就位に向けて順調に一勝を挙げた。

 

 詳細感想は明日にでも挙げるが、

 

・渡辺が封じ手で玉を7九を寄ったところで藤井が9筋で開戦。対して居玉のままの藤井陣を2筋、3筋から攻める渡辺。9筋―7筋と5筋ー3筋、2筋の差は僅かかもしれないが、このクラスだと有利な側が現実化しやすいのではないか・・・と今日の午前中は考えていた。

・9筋、8筋攻撃を受けた渡辺がまともに受け止めようとして上手くいかなかった印象。△8八歩に▲同金と応じて△8七銀を浴びては中々に先手は勝ちにくそう。ここは根性で▲8七銀と桂損を甘受するしかなかったのではないか? 手番が回ってくれば楽しみもあるので、ここは我慢するしかなかったのではないか。

 

といった感想を現時点では持っている。

 

 この将棋は強者が実力通りに勝ちました、以上、というような設えで、一部SNSでは『名局』と賞賛もしているが、2021年の棋聖戦第3局に比べると、そこまでではないよね、というのが正直なところです。