今日、練馬区光が丘周辺で行われた練馬こぶしハーフマラソンに出走した。この大会出場を検討する人の中には同日開催の佐倉マラソンも並行検討する方もおられるだろう。両大会のランネットのレビューを見ると、練馬はまずまずの評価(80点弱)であるのに対し、佐倉は当日受付で体温チェックを行った結果、ランナー受入が渋滞したことへの苦情とコース環境(狭くて水たまり頻出)もあり低調(64点程度)となっている。佐倉は諸経費高騰でフルは9500円、10キロで6500円と従来のコストリーダーシップと訣別したが、コースがその分、良くなるわけでもなく、まぁそうだろうなぁというところ。で、私が参加した練馬の方だが、私の評価は7.5/10とまずまずのもの。

 

 まずは総括感想から。

 

・大都市のとりわけ人口稠密エリア開催の恩恵で、沿道応援は降りしきる雨にもかかわらず途切れない。

・参加費は7500円と以前よりは高騰しているが、都民にとってみれば交通費が低水準で済むので我慢できる限界か。(やはり世田谷246ハーフは格安だわ) 最近だと地方のマラソン大会はそもそも参加者が集まらないかボランティアが集まらないかで中止になるケースも多いのだが、この大会に関してはその種の懸念はなさそう。大都市大会ならではの成功といえる。

 

・コースは目白通り、環八、新大宮バイパスを走る一方、距離調整で石神井川沿いの住宅街を往復したり、光が丘団地の陸橋、クランク、公園内の落ち葉のあるエリアでの直角カーブ等非常に走りにくいところもあり、好タイムは中々出ない。。。というか金輪際出そうな気がしない。

 

 

・幹線道路を止めるコース設定のため、スタートは私のラン大会参加史上、非ウルトラ、非トレランとしては最も早い時間である8時!!! なかなかに厳しい。厳しいのはボランティアも同様だったようで、私は最寄り駅に6時前に到着したのだが、この時点で当該駅にはボランティアは展開できておらず、会場までの移動にやや困った。

 

・起点は光が丘公園内の陸上競技場、野球場エリア。好天であれば問題ないが、今日のように雨天だとつくばマラソン並みの地面状況となる。テント更衣室はあるが4000人の参加者を受け入れるには量的に不足でありかつテント内は当然に濡れている/泥が各所にある。かなり辛い。光が丘体育館を起点にしてはダメなのだろうか? この点は、私が今期参加した秦野、川崎多摩川、世田谷246との比較で相当に劣る。足立フレンドリー並みだろう。

 

・給水はスタート地点、途中も含めて十分。テーブルが長く、給水に失敗することはなさそう。

 

・ゲストランナーは谷川真理、柏原竜二、吉田香織。柏原はスタート前に雨にうたれているランナーに対し柔軟体操を呼び掛けたり(肉離れ防止目的)、コース途中で止まってランナー激励をしていた。谷川真理は最後方からのランだったので私は接触できなかったが、遅いタイムの人には心強かったのではないか。吉田香織はゴール地点で激励。相変わらずチャーミングな方であった。

 

・練馬区内の公衆浴場割引の権利があるようだが、流石に地元民でないと使わないかな。厚意はありがたい。

 

 晴れていればそのまま花見に移行できるし、応援が手厚く、普段は走れないコースを走れる点で希少性もある大会。雨天時の不便を凌ぐ術があれば、満足度は高いと思う。

 

(帰り際、スタート後2時間経過時点のゴール前地点。相当に強い雨になっていた。路面は滑りやすくて要注意)