今日、一般ランナーを締め出して大阪マラソンが開催された。2万人が集まっても、梅田や難波のラッシュアワーの混み具合には遥かに及ばないはず・・・やってもよかったのでは?と私個人は思うが、そこはさておいて、感想です。

 

・コースを改めて地図と実況で観てみると、折り返しが5か所、その割にピカレスクな場所が少ない。酷評になるのだがスピードが出ないし、つまらないコースだなぁ・・・私は2015年の大阪マラソンを走っていて、32キロから後は南港大橋を横断したりと市街地から離れていくところはしんどかったけれど、そこまでは御堂筋を北上、南下したりで、まだ見どころがあった。東京マラソンのコースの方が遥かによいですね。

・規制があったのかもしれないが、沿道応援が随分少ない印象。いい天気だったと思うのだけど。

・レース内容についていえば、キロ3分のペースラン練習会をやったような感じ。ペーサーが優秀で大集団のままレースは進行した。これで実力を測れるのか?という疑問はあるが、まずはMGC出走権で篩にかけているというところだろうか。ペーサーの設定について、もう少し速いタイムを検討したのかどうか?気になる。(多分、現実的なラインで3分にしたのでは?)

・先行して益なしの通りで、星が終盤にまくっていった。直前、山下が浦野に「先に行ってよ」と促したようだが、あれだけ前でレースをしていれば足も減ってしまう。

・上位3人は初マラソンが2人、2回目が1人。初マラソンの2人のハーフベストは62分とまぁ、普通にあるタイム。他のランナーにとっても勇気づけられる結果だろう。

・走り方についていえば、優勝した星のフォームは見た目後傾とまではいかなくてもアップライト過ぎる印象。フォームだけなら山下の方がエフォートレスにみえる。速さはフォームだけではないということか。女子の一山と前田だって、前田の方がエフォートレスなフォームだが、速いのは一山。

・NHKの解説は金哲彦と大迫。大先輩の金が大迫に気を遣っているのが伝わってきて、大迫が築いた実績を感じる。フルで優勝はないが、国際級のレースで棄権はともかく全て6位以内というのはやはり別格。

・川内がMGC出場権を獲得していて、これも立派。国際戦で強いのはこういう選手ではないだろうか。

 

 さて、来週の東京マラソンはどうやら開催されそう。私はといえば、もう調整モードに入っていて、昨日、今日はランの距離を抑えて、ジムのコンバット系のレッスンで筋肉刺激を優先した。今までこういう調整はしたことはないが、何か老化のせいか筋肉の連動が悪くなっているような気がするんですよ。足だけではなく全身を動かしてみて、何かが変わればめっけもの。いずれにしても路面で距離を踏む時期ではないので、マイナス効果はないでしょう。キプチョゲを生で拝めるらしいので、それも楽しみです。