日曜日、大阪女子マラソンで松田が圧勝した。東京五輪選考で及ばず、悔しい思いを隠さなかった彼女にとっては、存在感を示せてやれやれというところか。

 

 このレース、MGC対象でもある。40キロまで男性ランナーがペースメーカーをしたことが好記録に寄与したことは疑いない。であれば、残りのMGC対象レースも同じような建付けをするのですよね? そこのところがよく分からなかったので今後注視します。

 

 松田のタイムは立派なものだが、それより上のタイムの人達はここまで手厚い保護はなかったので、8掛け評価が妥当だろうか。松田自身が強く意識したらしい2020年の名古屋女子における一山のタイムは氷雨の中でありながら、日曜日の松田よりもよかった。ご本人、完調ではなかったというところで、そこは伸びしろとして前向きな解釈をして、修練を続けてほしい。

 

 このレース、スタート早々から先頭グループには松田と上杉がついていくだけで、後続は安全運転の記録更新狙い。MGCに入ることが所期の目的ということで、安全運転は分からないではないし、かねてから後半挽回型のレースを私は推奨してきてもいるのだが、流石に昨日のコンディションとペーサー設定であればリスクテイクはあったのではないかと感じる。
 
 レースは去年が周回コースだったのに比べ、きちんと市街地を走り、並行開催で大阪ハーフもありで、中止モード一辺倒のこの世界に一石を投じたか。その判断はよかったと思う。これで大阪マラソンが本当に開催されれば、マラソン大会中止ラッシュにも歯止めがかかるのではないかと期待している。

 

 ボランティア確保難を開催中止の理由に挙げられることが多いのだが、道路確保さえしてくれれば給食給水はランナーがどうにかするから、開催できる方法を模索してほしいものである。

 

※私は参加しないが南伊豆夜桜マラソンが「まんぼう」ゆえ中止するというメッセージを発信していた。南伊豆町はそこまで状況がひっ迫しているのだろうか、自治体から中止要請があるのだろうか。。。『その結果、南伊豆町として「第24回みなみの桜と菜の花まつり」にて行うイベント類は全て中止し感染防止を徹底する方針となり』と自治体意向が色濃いようにHPからは窺えるのではあるが。私はこの主催者のウルトラマラソンに3月エントリーしているのだが、去年も11月のウルトラを緊急事態宣言解除が目前という段階で開催中止を決めていたし、正直なところ開催意欲を疑ってしまう。

 家族旅行を南伊豆でしようか、という構想もあったのだが(大学の休暇寮があって、よく南伊豆にはいった経緯もあり少なからず思い入れがあるのだ)、こういうことであれば回避は確定かな。。。いいメッセージにはならないですね。