毎年同じことをしているようだが、今年のGWも京都で過ごした。といっても、1日から3日までの2泊3日である。去年以上に賑わっていて、町中お祭りみたいな感慨を催してしまった。京都に宿泊できるのであれば、朝ランをしない手はない。神社であれば早朝から拝観できることが多いし、人気のない街並み自体が日中の雑踏とは様変わりしていて、神気を感じる瞬間すらある。足の遅い連れを放置してマイペースで回れる自由度は代え難い。
 
「2日」
 去年も清水方面に出かけてお得感があったので、今年も行ってみた。相変わらず清水寺自体は改修工事中であるが、今年は拝観料を支払い、中に入る。私が到着したのは午前5時54分だったが、既に何人かの観光客が開門を待っているところ。ランナーのご夫婦もいらした。去年よりも明らかに拝観者が多い。10連休効果か? 舞台は写真のような有様だが、三重の塔をセットに眺めるのはやはりいいものである。
 
 
 拝観後、人気のない三年坂、二年坂と下り、独占感を満喫する。高台寺エリアから八坂経由で知恩院を見るのは去年と同じ。知恩院の山門、迫力がありすぎ。
 
 
 1月にもきた平安神宮。その時はまだ闇の中だったが、5月ともなれば既に陽光の中。平安神宮の南側には公衆トイレがあり、ランナーにとっては特に貴重なレストになる。
 
 
「3日」
 どこにいくかなぁ?と考えたが、2日の日中にあれこれ動いて疲れを覚えたので、楽目に下鴨神社、京都御苑を回ることにする。これが「どストライク」であった。高瀬川沿い→鴨川沿いに北上し、糺の森に至る。騎馬姿の人々がいるので、様子をうかがう。観光客もある程度来ているようである。
 
 
 3日は下鴨神社で流鏑馬の演技があることが分かった。今は6時20分。予行演習のようだ。(つまり見物料金は要らない)
 

 
 実際に観るのはもちろん初めてだが、3射しなければならないものの、2射目は射ること自体が難事であるようで、近くにいらしたご婦人と
 
「難しいものですねぇ」
「私も乗馬はしますが、そもそも手を放すということ自体が大変で、その上、矢を射るとなると・・・」
「神業ですねぇ」
 
といったお話をする。実に良いものを見させていただいた。
 
 ランナー目線でいうと、下鴨神社も公衆トイレがあり、ランナーには助かるスポットである。拝観も可能。しっかり参拝しましょう。
 
 
 京都はやはり格別な街である。