この週末に行われた将棋王将戦第3局は豊島が過激な仕掛けを行ったが、見事に無理筋、普通に跳ね返され、圧敗となった。

 

 

 銀不参加状態での総攻撃、いかにも軽い。後手玉は豆腐の金無双、脆そう・・・角の丸損で飛車を成り込んで、先手玉は不安定だから何か手段があるかといえば、厚みがなかった。

 

 

 局後の感想では△7一玉ではなく△9三銀としていればどうか、『▲6四桂△8二玉▲5二桂成△同金の局面で後手が指す手が難しい。』とあるが、▲7三桂成と捨てておいて、△同桂に▲6四桂が詰めろで入るので、先手の勝ちだと思う。

 

 昨日はNHK杯の豊島-三浦の中継があって、豊島が高品質の将棋をみせていたが、なぜあれが安定持続しないのか、ほとほと不思議である。