今日は竜王戦の左の山で3回戦が行われた。この後、準々決勝、準決勝とこなして、ようやく久保二冠が待っている挑戦者決定戦にたどり着くわけである。

 今日のカードは佐藤九段対永瀬四段。平常時であれば佐藤九段の期待勝率を9割超と見込むところだが、今季の佐藤九段はことの外、勝ち星が上がらず、急所で負けを食っている。その負けの中には今日の対戦相手の永瀬四段も入っており、その永瀬四段は日の出の勢いというわけで、私の中での佐藤九段の期待勝率は辛めにみて55%を切っていた。(この数字は心配症ゆえということもある)

 この将棋の感想は明日のエントリーにまわすけれど、序盤を上手く指していた永瀬四段ではあるが、美濃囲いで玉を2八に入ると当たりがきつかった、ということなのではないかとの印象を私は持った。大きなミスはなかったように思えるのだが、明日よく考えてみたい。