「イースタン・プロミス」試写会、感想。
さっき、一時間かかって書いた感想が全部消えました、、、なので、再度書きます、かなりショック。 落ち込む。脱力。
※注意!
以下の「イースタン・プロミス」の感想は完全ネタバレです。 なので、これから先、絶対この映画を観る、って人は、スルーして下さい。 この映画のチラシにも概要だけで、重要な事は一切書いてありませんから、尚更。 では、「別に観ないから良いよ」って人だけ…
開映時間を過ぎてもなかなか上映されない、何故?取り敢えず、観客を中に入れ、30分遅れで上映開始。 これは想像ですけど、映倫と、もめていたんじゃないかと…
以下反転で。
冒頭、理髪店の何気ないシーン、このまま次のシーンに移るかな? と思っていたら、いきなり、カミソリで客の喉を掻っ切ります。 普通、そう言うシーンは、カメラがパンして敢えて見せないですけど、この映画は、しません。 切るところをじっくり見せます、いきなりR-18指定な映像にうわぁぁ、と。
物語はロンドンのロシアンマフィアでの出来事、薬局へ逃げてきて助けを求めに来た14歳のロシア人少女、レイプされ、妊娠している、その場に倒れた少女は、病院に緊急搬送されるが、母体は死亡、唯一、女の子の赤ちゃんだけが生き残る。
その少女の遺品である日記帳をナオミ・ワッツ演じる助産婦が自宅に持ち帰り、おじさんにロシア語で書かれたその日記帳の翻訳を頼む。
かなり、エグい事が書かれている事に、危険を察知したおじさんは、その日記帳を警察へ渡すべきだと言う。 しかし、ナオミ・ワッツは、亡くなった少女の住所が知りたい、赤ん坊の母親の唯一の遺品だからと断る。
しかし、ロシアンマフィアのボスが、その日記帳の存在を知り、ヴィゴ・モーテンセン演じるロシアンマフィアの運転手にそれを取り返す様、指示する。 ナオミ・ワッツは亡くなった少女の住所を教える事と引き替えに、その日記帳の原本を(コピーしていた)彼に渡す、が、肝心の住所は結局教えてくれない。
ボスは、日記帳の内容を知ってしまった祖父の暗殺を再びヴィゴに命じる。 それと共に、ヴィゴのロシアンマフィア内での地位が上昇する。
タトゥーをその証に彼の身体に彫り込む。 彼の親友であるボスの息子は、それに納得いかない様子。
物語の初めから、接触のあったヴィゴとナオミ、彼の素性は実は○○××、だからか、おじさんを殺さない。 ボスに殺しましたと嘘を言ってしまう。 それを知ったボスは彼の抹殺を部下に命じる。
何も知らないヴィゴ、幹部の一人と一緒に共同浴場のサウナへ向かう。
彼がトイレに行くと嘘を言い、更衣室で二人の部下へ指示を下す。 そして、彼の帰りを待っていたヴィゴの所へナイフを持った二人が襲いかかる。
このシーンが、凄まじい…再度R-18指定シーン いきなり襲われたヴィゴと二人組との格闘戦、全裸なヴィゴはナイフで体中を切られるも、しかし、辛うじて二人を殺害、生き残った。 深手を負った彼が病院に運ばれ、病室のベッドでナオミと再会、行方知らずだったおじさんの所在を彼が明かし、○○××だと言う事以外、事の概要を彼女に教える。
実は、上記の赤ん坊は、ロシアンマフィアのボスが少女をレイプした証拠、DNA鑑定すれば、そのボスをキョウカン罪で告訴できる。
再び、部下、それも彼の親友であるボスの息子が、赤ん坊を誘拐、それを知ったナオミはヴィゴと一緒に死体を遺棄する場所へ急いで向かう。
何も知らないボスの息子を取り込んでいるヴィゴは、何とか赤ん坊を取り返す。
ラスト、台詞は無い、ただ、誰もいないレストランの椅子にスーツをびしっと着たヴィゴが映されるだけ。
監督の意図は「最後、どうなったかは、観客の思考に委ねる」と言わんばかりの演出。
ざっと、細かい部分は省いて、この映画を簡単に説明しましたが、全編に漂う、ロンドンに実在するロシアンマフィアの危険な空気感は、観客に伝わってくるかと。
あと、ヴィゴ・モーテンセン、今年のアカデミー賞、主演男優賞にノミネートされただけの事はあります。 会話の半分はロシア語。 ロシア訛りの英語を話す彼の存在感は、この映画を引き締める重要なエッセンスになっています。
しかし、指を切ったり、ざくざく切り裂くシーンの多い、そんな、かなりグロい映画でした…
けど、デヴィット・クローネンバーグのファンなら、観て、損は無い出来の映画だと個人的には思います。
「世の中、ロンドンには、こう言う社会もあるんだ」って事を知るだけでも観る価値はあるかと。