肩こりや腰痛の説明で、
「その痛みはトリガーポイントです」 と言われることがあります。
これは、 筋肉の一部が痛みの出発点になり、 別の場所にも痛みを広げるという考え方です。
たしかに分かりやすい説明ですが、 それだけで捉えると見落としも出てきます。
痛みやしびれは、 筋肉だけで決まるわけではありません。
皮神経や末梢神経の状態、 さらに脳の受け取り方も大きく関わります。
筋肉が悪いように感じる痛みでも、
実際には神経が敏感になっていて、
押すと強く痛んだり、
離れた場所までつらさが広がったりすることがあります。
つまり、
押して痛い場所があるからといって、
その筋肉そのものが主な問題とは限らない、
ということです。
この見方に立つと、
トリガーポイントのような現象も、
筋肉だけの異常ではなく、
皮神経や末梢神経、
脳をふくめた神経系の反応として考えられます。
そのため、 強く押して確かめたり、
何度も刺激したりすることが、
いつも良いとは言えません。
一時的に軽くなったように感じても、
神経の興奮が強ければ、
あとで痛みやしびれが戻ることもあります。
大切なのは、
痛い場所だけを見ることではなく、
身体全体で何が起きているかを考えることです。
筋肉だけでなく、
皮神経、末梢神経、脳まで含めてみると、
これまでと違う理解ができます。
ずっと 「筋肉のコリが原因」 と思っていた症状でも、
別の見方ができることがあります。
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