次男の県トレの選考会を見て、
私の中ではっきりしたことが3つ。
1つは、
「県トレは県の中で、うまい子から順番に選ばれているわけではない」
という点。
これは、考えればわかります。
例えば県トレに20人選ばれるとします。
極端な話ですが、超強豪チームや1つの地区に20人県トレに受かるレベルの子がいたとします。
その子たちがうまいからと、純粋に選ぶとそのチーム(地区)の子だけになります。
そうなると、わざわざ県トレとして活動させなくても、チーム(地区)として活動すればいいじゃんとなります。
なので、あまりにもそれはおかしいとならない限りは極力各地区から満遍なく選ぶことが前提としてあります。(先立つ公式戦で結果を残したチームやJ下部にはうまい子が多いので多めにはなります)。
ということは、実力があったとしてもうまい子が集まるチーム(地区)のレベルの子は他チーム(地区)よりも選ばれにくく、そうじゃないチーム(地区)の子が選ばれやすいということが必然的に起こります。
その結果、選ばれなかった側からしたら、公平じゃない、選考会でちゃんと見ていない、元々決まっている、裏で糸を引いているなどの解釈になることもあります。この解釈は事実でない部分も事実の部分もあると思います。
私の結論としては、あくまでも選考会は確認レベルで、
県トレが多く選ばれるようなチーム(地区)であれば、その中で5番手から10番手くらいが当落線上。実力的に他地区を上回っていても選ばれない可能性があります。
逆に、あまり選ばれないようなチーム(地区)であれば、実力以上の評価をされている可能性があると疑った方がいいかもしれません。
ただ、ここまで来るのにどの地区でも最低3回か4回は選考されてきているので、どの子もうまいかと言われればわかりませんが少なくとも下手ではないと言えます。
チーム内の競争に勝ち、市内の競争に勝ち、地区内の競争に勝ち、県内の競争に勝って初めて選ばれると考えれば、たかが県トレとは言えないですし、選ばれた子は誰でもすごいと思います。
ただ、チームや地区などの兼ね合いによって運悪く選ばれなかった子もいるので、選ばれてない子でもすごい子はいます。
ということを考えると、
2つ目のはっきりしたことで、
ここで選ばれることよりも、これから選ばれる、選ばれ続けることが大事であるという点。
U11でトレセン制度が始まり、その後も追加選考やらでU12からも半年ごとくらいに選考会があります。ジュニアユースでもユースでも各学年であります。
その中で、追加で選ばれる子がいる反面、淘汰される子もいます。
上の年代になったときに残り続けていると、間違いなくそのレベルに相応すると言えます。逆にU11だけ選ばれてU12ではダメだったとなると、ただU11で県トレに選ばれたという事実以外は何も残りません。
ちなみに、1回目の選考会でダメで2回目の選考会で受かった子は、1回目に実力を出せない理由があったか、もしくはチームや地区の兼ね合いだったか、のどちらかだと思います。
最後に
やっぱりうまい子はうまいという点。
県トレの選考会レベルになると、本当に目を引くような子がいます。
こういう子が将来どういった選手になっていくのかを追えるというのは本当に楽しみですし、
次男が県トレに選ばれたことで、もっと近くでそういった子を見ることができるというのは、次男に本当に感謝しなければいけません。
親として間違ってはいけないことは、「トレセン」という言葉に踊らされず、実際どのくらいのレベルなのかは色々な情報を集約しながら判断しなくてはいけないと思います。47都道府県のうち、46都道府県でトレセンに選ばれる選手でも自分のエリアだけ選ばれないということはあり得ますし、逆のこともあり得ます。
全国レベルではどのくらいの立ち位置なのか、他学年と比べてレベルの高い子が多い学年なのかどうなのか、そういう情報を分かる範囲で集めて、より客観的にとらえることで、自分の息子やチームメイトの立ち位置をより正確に判断できるし、将来も含めて考えられる材料になると思います。
長くなりましたので、次に私自身が間違いなく選ばれると思った子の特徴や、次男は選考会の出来だけで選ばれるのなら間違いなく選ばれるとは思いませんでしたが色々な状況を考えると多分選ばれるだろうと思った理由も書きたいと思います。