審判の難しさと見る側の心構え 少年サッカー | 少年サッカー 元パパコーチ 長男高校1年生 次男小学6年生

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少年サッカー

長男のパパコーチ(お手伝いコーチ)をしておりました。

今は、ただの父親として、たまに思ったことをつづっていきます。

おそらく、どこのチームでもコーチをしていれば、

D級審判講習というのを受けて、

審判の資格を取得しなくてはいけません。

 

D級審判は、小学生年代の公式戦でのレフリーをするための、資格です。

1回目に長めの講習を受けて取得し、

1年ごとの更新で、更新料を支払い、更新のための講習を受けなくてはいけません。

 

一回でも更新漏れがあれば、1から講習を受けなおす必要があります。

ちなみに毎年微妙にルールは改定されているから、毎年更新しなければいけません。

 

私もこの資格を長男が小2くらいの時に取得しています。

それまでは、選手として、またはプロのリーグを観戦する立場からしか審判を見ていなかったのですが、

見るとやるとでは大違い。

 

簡単なようで、よくわからない部分が多くあります。

 

例えば、オフサイドは、たとえオフサイドのポディションにいたとしても、関与しているか否かをしっかり見極めなくてはいけなくなり、

プロでは、今年からVARが導入されたこともあり、オフサイドディレイといって、たとえ明らかなオフサイドであったとしても、何か間違いなどがあってはだめなので、オフサイドの選手にボールが渡ったとしても、そのあとも少しプレーをさせてから旗をあげるというようなルールに変更されてます。

 

私が一番難しいと思ったのは、ハンドの判定。

細かい部分は省きますが、不可抗力や身を守るために、「手にあたってしまった」というハンドは、ハンドではありません。

 

わかりやすいので言うと、キーパーがパンチングしたボールや、ディフェンスがクリアしたボールに、意図的でなければ手が当たってもハンドにはなりません。また、スライディングをした後に、体を支えるために出した手にあたった場合も、ハンドにはなりません。

 

他にも、小学生などでありがちですが、相手のシュートが顔付近に飛んできた際に、怖がって顔を覆った手に当たったとしても、これもハンドではありません。

もっと言うと、それが手の甲でなく、手の平で弾いたとしても、手の場所や状況にもよると思いますが、これもハンドでない場合もあります。

 

誰がどう見ても、手に当たってるという状況でも、ハンドではないことがあるというのは、見る側も覚えておかなくてはいかないポイントかもしれません。

 

ハンドに言及しましたが、他にも難しい判定がたくさん潜んでいます。

 

選手としても、コーチとしても、保護者としても覚えておかなくてはいけないことは、

どれだけファールと自分が思っても相手が思っても、審判が笛を吹かなければ、試合は続くということ。

 

少年サッカーではVARもありませんので、

明らかな誤審だと思った場合に審判に文句を言いたくなる気持ちもよくよくわかるのですが、

実は自分が知らないだけという恥ずかしい思いをすることもあります。

 

声を大にして文句を言っても判定は変わらないので、

それは、あまり意味のない行動であると思っておいた方が良いです。