自立心の芽生え
「雑誌は売れがすべて。
売れないと、広告も落ち社内の雰囲気も悪くなる。
だからさらに売れない。
まさに負のスパイラル。守谷も注意しなさい」。
この言葉は私が宝島時代(25歳頃)、
当時の上司であった編集局長関川さんのお言葉。
実にシンプルなお言葉ですが、
雑誌の存在意義はすべてここに集約されていると思います。
私もこれを体験しました。
2000年に創刊した当初から1、2年は本当に辛かった。
売れない。社内の雰囲気も悪くなる。
まさに廃刊寸前。
そんなことが2,3度ありました。
まだ若かったせいか、教えてもらったことも
目先のことが精一杯で、いつの間にか忘れていたんだと思います。
ま、裏返せば、売れれば広告も増え社内も明るくなり、
会社も伸びるというわけです。
それを証明するかのように、
先に出したハートが絶好調!
渋谷界隈では書店によっては完売店が続出!
・ブックファースト渋谷店:追加注文100冊
・HMV内青山ブックセンター
:先週の売上が雑誌、書籍を併せたフロア内の全売上のトップ10入り!
・タワーレコード渋谷店:完売。本日追加納品。
・パルコ地下のリブロ:追加注文75冊
(これはあくまでも一部の結果。他、同様の結果多数!!)
↑
編集も広告も実際に売れを確認しに。
これが大事。
左から)佐藤主任、塚崎君、嘉生君。
いい笑顔ですね。
SENSE12月号も取次から良好! とのお知らせ。
そんな勢いがすべてに影響するのか、
さらにもっと嬉しいことに……
若い社員の皆も”自立心”が芽生えてきた。
自分達で会議を開こうとする者、
自分の担当外にも自ら積極的に挑む者。
夜23時過ぎても、まったく落ちない集中力。
二人ともご苦労様。
実はこの自立心の芽生えが一番嬉しいこと!
まだまだ社内には課題が山積みですが、
自分がもっとしなくてはいけない本来の業務、
今後10年ぶれない指針作り、
社内の環境整備等にも本格的に取り掛かれる。
この姿勢があれば1年後に、売り上げ3倍も夢じゃない。
今からハートの本格創刊までが踏ん張り時。
僕等の編集力を信じれば大丈夫!
波がいい時にはこの波を逃さないように。
皆、頑張ろう。
でも、忘年会では思いっ切りハメをはずしましょうね(笑)。