大阪・心斎橋の老舗占い館【占龍館】
代表の黄麗です。
セキララにこれまでの人生の振り返る
「波乱万丈の女！占術家・黄麗の半生」・・・
その11回目は「丸坊主になってみた」のお話です。
その前に・・・
こちらはすでにお読みいただいていますか？
前回の記事はこちら！→「その10：美しい髪のために」
私は小さい頃・・・
幼稚園がお寺だったこともあり、
丸坊主の若い僧侶をよく見かけた。
私は丸坊主の頭を、幼稚園児ながらに、
素敵だと思ってしまった。
仏様に手を合わせている
その僧侶の姿に憧れた。
自分が長い髪だったから、
反対のものに惹かれたのかもしれない。
心のどこかに「丸坊主になってみたい！」
という願望が、この時、すでに芽生えていたのだ。
それを実現する日が来るとは思わなかった。
「髪は女の命」
このコピーが私の脳に
インプットされていたから。
常連の占いのお客様で、
日舞や太極拳をしている美しい女性の方が、
ある日突然坊主頭で私の前に現れた。
私はもうビックリ！
「どうされたのですか！？」
と思わず聞いてしまいました。
「太極拳にはこの方が良いかと思って、
ちょっとスッキリしたかったの。」
とても色気があって美しい女性なんです。
坊主頭になっても美しい！
その勇気と潔さに私は
自分はしたいと思いながら、
勇気がないんだと思いました。
大阪ではよく、
阪神タイガースが優勝したら丸坊主になるとか、
めったに優勝しないタイガースのことで
そんなことを言う芸能人がいてます。
私も丸坊主宣言をしてしまいました。
目標が達成しなかったら丸坊主になる！
その年はボランティアで、
大阪で2000社が加盟する団体の
会員増強の責任者をしていました。
腰まであった長い髪は活動的である為に、
すでにショートにしていました。
年度末、目標に届かず・・・
私は宣言を守るために美容院に行った。
「丸坊主にして下さい！」
「えーっ、いいんですか！？」と美容師。
「バッサリいって下さい！」
私の髪にハサミが入った。
しばらくして
「これでどうですか？」と美容師。
ベリーショートの時点で
一度ハサミを置いた。
鏡に映っている顔を見て、
似ていないと思っていた弟とそっくりで、
びっくりした。（笑）
「丸坊主にして下さい！」と再度、私。
「本当にいいんですね！」
「はい、お願いします。」
覚悟ができていると、平気なんだ。
だけど、あの太極拳の女性がいなければ、
私はできなかった。
そして、宣言し約束しなかったら、
私はできなかった。
結局は、周りの人から勇気をもらったんだ。
私の頭にバリカンが入った。
ジョリジョリ、目の前にある鏡を見つめ続けた。
丸坊主の私が出来上がった。
続きはこちら！→「その12： 髪がないのが不幸？」