白黒思考の長所と短所について | 神奈川県厚木市拠点の占い鑑定師 山内笘立のブログ

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今回は、心理のテーマの一環として、『白黒思考』についてお話させて頂きます。

 

上記のYouTube動画でもお話させて頂いてますので、よろしければそちらもご覧頂けますと大変有難いです。

まず白黒思考について簡単に説明しますと、その名の通り、
「白か黒かをハッキリさせたがる思考」という意味で捉えて頂ければ大丈夫です。
つまり逆の言い方をすれば、
「白でも黒でもないグレーのような曖昧さを嫌う思考」という意味で捉える事もできます。


「白か黒か」だけでなく、「善か悪か」「0か1か」「幸せか不幸か」「好きか嫌いか」「敵か味方か」「完璧か否か」といったように、とにかく「物事を両極端で捉える思考」とイメージして頂ければ分かりやすいと思います。

そしてこのような白黒思考というのは、時と場合によって、プラスに働く事もありますし、マイナスに働く事もあります。

一般的に、白黒思考の強い人というのは、決断力があり、何事もハッキリと主張する事が多いので、他人から見ると「頼もしい存在」だと思ってもらいやすい長所があります。
また、曲がった事が好きではなく、裏表もほとんどないので、他人から信頼されやすいという長所もあるでしょう。
それに、物事に対して完璧を求める傾向も強いので、何かを成し遂げる際には、完成度の高いパフォーマンスを実行しやすいという長所もあります。

しかしその一方で、短絡的な考えに陥りやすく、早まった決断によって失敗してしまったり、視野が狭くなりやすいという短所もあります。
すぐに結果が出ないとイライラしてしまい、ストレスを感じやすいという短所もあるでしょう。

また対人関係においては、ある人に対して、ついこの前まで好印象を抱いていたのに、ちょっとした事をきっかけに何もかも嫌いになってしまい、これまで感じていた相手の良い部分を全て忘れてしまうぐらいのケースが起こりがちなのです。
「この人には良い部分と悪い部分の両方がある」という発想がなかなかできないので、「良い人か悪い人か」といった両極端な発想になりやすいという事ですね。

そして
「曖昧なグレーの部分」を認められないという点では、それだけ気楽に物事を考えるのが苦手という事でもあり、完璧主義な傾向も強い事から、何か一つ失敗をすると、一気にガタガタと落ちてしまうような意外と脆い一面があるのも特徴です。

このように、白黒思考の強い人は、調子の良い時は凄く良いのですが、調子が悪くなると、そこから精神的に不安定になってしまって、運勢的にも落ち込みやすい傾向がありますので、決断力の早い点とか、ハッキリと自己主張できる点とか、裏表がない点など、長所となる部分は積極的に活かしつつ、世の中には
「曖昧なグレーの部分」も多く存在するという事実を受け入れた上で、極論思考になり過ぎないように気を付けていけば、より精神的にも運勢的にも安定してくると思います。

特に他人に対しては、完璧を求め過ぎず、
「良い部分も悪い部分もあるのが人間である」ぐらいの気持ちで構えていれば、対人関係でストレスを感じる事も少なくなってくるのではないでしょうか。
これは、恋愛や結婚生活におけるパートナーとの関係、そして家族との関係にも当てはまる事だと思います。

今回は白黒思考の長所と短所についてお話させて頂きましたが、大切なのは、それこそ「白黒思考が良いか悪いか」という白黒だけで語る事ではなく白黒思考の長所の部分は積極的に活かしつつ短所の部分は状況に応じて少しでも緩和できるように意識する事だと思っております。

最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました!