クライアントのパフォーマンスを最大化することがコーチングの目的になりますから、セッションにおいては目標設定が非常に重要です。
もし何か問題を抱えているとしたら、問題が解決した状態を実現することが目標となります。
ですが、単純に問題解決をサポートするのであれば、コーチではなくコンサルタントでもよいはずです。
クライアントの役に立てばよいのだ!としてしまえば、コーチとコンサルタントの違いはあまり意識しなくてもよいかもしれません。
ですが、そこはやっぱり、「コーチらしさ」を追求したいものですね。
つまり、コーチがクライアントをサポートするのであれば、ひと味違う目標設定に踏み込めるはずだということです。
コーチの焦点は、「問題」にではなく、あくまでも「クライアント」に当たります。
となると、コーチは、
「その問題に対処するにあたり、あなたはどうありたいですか?」
のような質問で目標(=ありたい姿)を設定できます。
その上で、
「その問題を解決できるようになるために、あなた自身に必要なものは何ですか?」
「もしあなたが理想の状態にあるとしたら、その問題をどのように解決すると思いますか?」
のような質問も使えるでしょう。
これらのような質問は、単純に問題を解決すること以上の収穫を、クライアントにもたらすでしょう。