【21-6】ゆっくりしたいのに慌しく”能代” | 陽だまりの線路

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鉄分(鉄道)は水分(お酒)等について、気ままに記録していきます。初期のものは、旅行に役立つ情報も含まれていそうです。

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 東能代(ひがしのしろ)では、能代(のしろ)からわざわざ酒屋さんが迎えにきてくれていた。

 ここ東能代は、鉄道の草創期、港が廃れるとの地元の意向で内陸の東能代に駅ができたものの、鉄道の素晴らしさに結局、能代にも線路をひいてもらう事となった、とものの本で読んだ事がある。ちょっと離れているものだから、いきなり面倒をかけてしまった。
 列車も遅れた事も重なり、わずかに1時間強の滞在・・・・。約10年前、本当にたまたま降りた能代駅。乗り継ぎの時間に駅前をブラブラするいつもの行動をしていて偶然に足を踏み入れた酒屋さんが、この「天○酒店」である。酒に対する真剣な態度に感動し、以来ずっと酒の世界へ導いてもらっているのだ。
http://www.shirakami.or.jp/~asano/
 全て味見してから、自分の認めたものしかお店に置かない。仕入れたものの、失敗だなと思ったものは、自家用の料理酒などにしてしまい、決して抱き合わせ販売などは行わない。
 圧巻なのは、体さえ空いていれば、こうして訪ねて来た(お酒を愛する)客を、酒蔵に案内したり能代を味わうツアーに連れて行ったりしてもくれる(ナント無料!)。
 ・・商売人の鑑ではないか!!・・お客様は神様です、ならぬ、店長様は神様です!である。

 こんなお店に僕は、訪ねる時期の近づいた支払いは振込みにせず直接もって行くスタイルを続けている。今回も封筒に支払いのお金を用意して訪ねて行ったのだった。
 お邪魔するたびに連れて行ってもらう「べら○う」さんで食事となった。この「べ○ぼう」さんは、能代の料理や秋田の味覚をとにかく満喫できるお店で、お酒が異常にぴったりくるホットな場所である。ふるさとの家みたいな感じもする。(ここでいただいた数々のお皿は下記)。
http://blogs.yahoo.co.jp/senro129/32070125.html
このページでは、とりあえず鍋のみ写真を(どうです?うまそうでしょ!?・・うまいんです!!)。小さく合成されているのが酒屋さん=プライバシー保護のため小さくしてみた)。

 本当はお酒のディープな話もたくさんしたかったのだが、あまりにも慌ただしかった・・。能代の駅まで送ってもらい帰りの列車にも滑り込みセーフ。何から何までお世話になりっぱなしの道中であった。
 ・・いつも思う。旅は、みなさんに支えられているのだ、と。また訪れたい、今回も強くそう思った。

 帰りの列車では、若い運転士さんが、もっと若い(見習い?)お兄さんに標識の見方(呼び方?)を教えながら運転していた。元気な声でハッキリきっちり標識を読み上げている姿は頼もしかった。ベテランになってくると、僕の仕事でもそうだが徐々に慣れがでてくる。こういった種類の教育は、若い先輩が若い後輩に教えると結構効果的なのかも、と思ったりもした。
 途中の駅で、おじいさんが発車間際の列車に駆け寄ってきた。若い運転士さんは動かそうとした列車の発車を待ち、おじいさんを乗せた。「こういう時は、な・・!」「ハイ!」「発車、30秒延(えん)!」「30秒延!」・・列車は30秒遅れて発車した。おじいさんは息を切らせながらも、すごくホっとした顔をしていた。

 人情にあふれた秋田での1日だった。