オリンピックの開催を1年後に延期するという決定を待っていたかのように、東京都知事から新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために「オーバーシュートの重大局面」という言葉で注意喚起がありました。先週末には僕の住む大阪と兵庫間での不要不急の往来自粛が出されました。
 テレビ報道でもイタリアの各都市やニューヨークなど、世界各地の都市封鎖(ロックダウン)の様子を伝えるものが多くなってきました。日本でも首都を始めとした都市封鎖が行われる可能性が高まっていると感じます。
 そうなると実際どんなことになるのか‥‥ネットで見ていると、全土で封鎖を行っているマレーシア在住のトレーダーが、日本の人たちに向けて詳しい情報と備えなどを纏めてくれているものがありました。
 その時にはATMやスーパー・病院などが混み合うということで、封鎖期間の2〜3週間分の生活を維持できる現金や食料、そして持病のある人は薬などを確保しておくことが必要とされています。僕も今からそういう意識で少しずつ最低限の生活物資を備えたいと想います。
 経済停滞に対しては雇用を守ることを重視して、アメリカでは220兆円の経済支援が打ち出され、イギリスでは給料の8割保証などが発表されました。日本政府も内部留保の大きい大企業で3/4、中小企業では9割の雇用助成金を検討しているようです。各国GDPの1割が今回のウイルス“戦争”での財政支援の目安と言われています。
 ウイルス対策と同じく、経済についても政府の早めの対応を願いつつ、情報を参考にして落ち着いて生活したいと想います。

☆ YouTube「オリンピック延期によるロックダウン実現の可能性と、今からできる備え、について既にロックダウン中のマレーシアより解説

【追記】 ニュース映像によると、ロックダウンして10日目のパリでは、スーパーの必要物資も十分足りており、人々は家族で散歩したり落ち着いた生活が戻っているようです。日本も同様の供給能力と想われますので、必要最低限の購入を心がけたいです。
 また、G20のテレビ会議で、新型コロナウイルスによる経済減速への対策として、世界で合わせて550兆円の財政支出・支援が合意・発信されました。