
TBS日曜劇場で始まった『この世界の片隅で』を楽しく視ています。2016年公開のアニメ映画も話題になりましたが、こちらはまだ観ておりません。
太平洋戦争を挟んで市井の夫婦が手を取り合って行きていく物語です。少しのんびりした性格の愛すべきヒロイン「すず」が、時代環境の中で周囲の人々に交わりながら、一生懸命に生きている姿が自分の母の世代を想像させて興味を引かれます。
第2話は、まだ全てが手仕事で行われていた新米主婦の働きぶりや、嫁ぎ先での家族や近所の住民などとの交流が描かれていますが、自分の母も同じ感じで若い時代を生きたのだろうなと感じるものがありました。これからの展開も楽しみにしています。
ヒロイン役の松本穂香さんは、今回3,000人のオーディションで選ばれたそうですが、「すずさん」のイメージに合っていると想います。NHK朝ドラ『ひよっこ』でも天然な田舎娘「青天目澄子(なばためすみこ)」を好演して、ネットやCMなど人気が出ていましたので、その実績とイメージも加味されたものと想われます。
舞台となっている呉の街は、今回の豪雨で大きな被害を受けました。物語の時代の呉も戦中・戦後の混乱期を乗越えていく姿が描かれる筈です。その後の酷暑の中で、被災されり避難されている方たちの日常が一日も早く戻ることを願います。