サッカーW杯ロシア大会の決勝Tに進んだ日本代表の初戦、ベルギーを後半2-0でリードしつつも大逆転負けに沈み、初のベスト8は成りませんでした。
 2-0のゲームを勝ち切ることは難しいと良く言われますが、それがW杯決勝Tの優勝候補の強豪相手との接戦で出たのは、国民の一人としても本当に悔しい想いを共有する者です。
 今ロシア大会では、主催国のロシアがPKを制し勝ち残っていますし、ドイツが予選リーグ最下位で破れたり、両スター選手を擁したアルゼンチンやポルトガル、またスペインが決勝T初戦で消えています。
 多くのサッカー新興国といわれる地域が躍進し、展開次第ではどちらに転んでも不思議ではない程に、一発勝負での実力差が小さくなってきているのを実感しました。
 日本代表もその中で選手個々の特長を活かし合い、心も一体となって戦い尽くしたとの観想ですが、このベルギー戦も含めた全試合を詳細に分析する中で、あと半歩の悔しさを胸にサッカー界に次の4年間を目差して頂きたいと願っています。
 これからも今日の試合が語り継がれるように、準々決勝ベルギー対ブラジル戦そして優勝へとベルギーを応援したいと想います。

※ 日本代表がロッカールームを去る時に、更衣室やベンチを奇麗に片付け、さらにロシア語で『ありがとう』とのメモ書きを残して行ったことが、女性のFIFAゼネラル・コーディネーターのツイッターで広がり話題となっているようです。日本サポーターの観戦後のゴミの持ち帰りは以前から知られていましたが、あの激闘の疲れと敗戦の悔しさの中で、素敵な気遣いができる日本の選手やスタッフを一層誇らしく想います。