「千里山ウォーカー」では千里山の坂路や石段など、千里山らしさを風情として感じる魅力的な場所をご紹介しています。今回は千里寺の桜の表参道をのぼって、山門の向かい辺りから脇路を降りていくことにしました。逆に「おかだ食堂」の横を抜けて、参道へ上がってくる時の眺めもなかなか良いものです。
おそらくこの路はもう何十年も昔から、あまり変わってはいないのではないかと想像しています。というのも、家の裏山斜面を削り、便利に設けられた私道が、そのまま幾度かの区画整理の間に、一般道になってしまったようなタイプです。一応簡易舗装はされていますが、所どころ土も覗いて、道草や鬱蒼とした灌木など、街中のわずかな緑地として、僕には懐かしく心地よい路なのです。
今年の桜は例年よりやや早咲きと聞きます。この路を通って花見の表参道を楽しんで下さい。